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今の自転車は重心が高く、子供を乗せるには危なすぎます。3輪カーゴバイクならば安心です。電動アシストにすれば高齢者でも乗れます。道交法改正を待たず、3輪カーゴバイクが使いやすく、交通弱者に合わせた道作りが必要です。

電動アシスト自転車は、自転車と車の良いとこ取りで、自動車によるエネルギー消費を激減させるノーベル賞級の発明だと思います。特に、坂道が多い神戸で特に適しています。3輪カーゴバイクとの相性は抜群です。

移動手段を、自動車・電車・バスなどに頼っていると、足が退化してしまいます。高齢になり、気がついた時には、自分自身で移動ができなくなります。家から出ることができなくなり、孤独になります。人生の最後まで、自分自身の脚で移動できる力を持ち続けないといけません。

そこで役立つのが、電動アシスト付き3輪カーゴバイクです。

日本では、今は道交法により、幅の広い3輪自転車は走ることができません。しかし、欧州では前輪が2輪、後輪1輪で、幅の広い前輪の間に、子供や荷物を載せられる3輪カーゴバイクが走っています。幅が広く、重心が低いので、転倒する恐れはありません。

日本で子供を2人載せられる3輪自転車は、後輪2輪で、その幅も狭く、倒れやすくて危険です。子供の頭が、1メートル50センチぐらいの高さから自転車の重みとともに遠心力をつけて、固い地面に叩きつけられる恐れがあります。こんな危ない乗り物がたくさん走り回っている現実の方を、改善しないといけません。




一方、高齢者や交通弱者が坂の多い神戸で暮らす時に、電動アシストつき3輪カーゴバイクは優しい。さらに、おしゃれで荷物を詰みやすい特徴をいかせば、簡単な出店にもなります。いろいろな新しい仕事を生み出す原動力にもなりそうです。

国に3輪カーゴバイクを認める道交法改正を要望しつつ、それが走りやすいような道路づくりを先行させる必要があります。そうしないと、体が衰え、「他からの助けを必要とする」孤独で不幸な高齢者が増えてしまうでしょう。

今の道交法は、車の交通事故から歩行者を守るために作られたものです。「車」と「人」のことばかりで、軽車両が無視されています。しかし、化石燃料への依存度を減らすためにも、公共交通と軽車両を中心とした道路行政に変えなくてはいけません。

人を法律に合わせるのではなく、法律を人に合わせるべきです。


(難易度:中、短期的効果:中、長期的効果:大)
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