〔心 理〕
ねこやなぎ
晴れし日は 強気になりぬ 影という 支持者を得れば 孤独な吾も
こんなにも 時計の音が 大きいと 知らずにいたんだ 幸せな日は
真っ白な 雪はあなたの 心にも 積もりましたか 明日は晴れます
さまざまな 動物仲良く 暮らす夢 見をり一人の あなたに悩みて
いつになく 夫の帰りの 案じらる 墓の話など して出かけたれば
盗人の 心に似たり 朝焼けに 輝く桜 一人見をるは
ことさらに 群れて桜の 華やぎぬ 花それぞれの 寂しさあれど
同じ道 夜明けに歩めば 拾いくる 日暮れに何度も 捨てたる夢を
涼しいは 寂しいものなり 暑いのは 嬉しい寒いは 悲しい人らに
本当の ことは言えずに 空を見る あの雲に全て 覆われるまでは
ねこやなぎ

 
 
HPトップに戻る
 
短歌トップに戻る
 
次頁へ(時事)
 

短歌の部屋
家族
前頁(自然)
時事
雑思