| |||||
『男と女の不都合な真実』(The Ugly Truth) | |||||
監督 ロバート・ルケティック | |||||
ヤマのMixi日記 2009年09月28日00:47 ちょうど二十年前になる『恋人たちの予感』の現在版のような作品だった。二十年前は、レストランでの絶頂演技だったものが、バイブ付きパンティによる思わぬハプニングシーンになってたけど(笑)。 どちらの作品も、結局のところ鍵を握っているのは“オープン・マインド”だってことなんだろうな。 男も女も理想の異性というのが念頭にあるものなのだろうが、同じ“理想の異性”であっても、男においては、理想の部分よりも異性のほうが多くを占め、女においては、異性の部分よりも理想のほうに多くを囚われがちには思う。 そのことを双方とも承知しているがゆえに、それぞれ相手の求めているであろう部分を演じることに努めると、それなりに当面の成果は得られるものの、やっぱりしんどくて、あまり居心地のよさは得られないような気がするなー。 属性的なところではコリン(エリック・ウィンター)に惹かれていたはずのアビー(キャサリン・ハイデル)が、マイク(ジェラルド・バトラー)のほうに惹かれるに至ったことに関して、“オープン・マインド”だけで描いてなかったところに納得感があった。 女性は、役に立つ男を好きになるものだから、そこんとこで身上書的なところに囚われがちなんだろうけど、コリンよりもマイクのほうが断然アビーの役に立っていた。コリン篭絡の参謀としても、視聴率競争の助っ人としても、マイクは、アビーの想定を超える実力を見せつけていたわけで、しかも粗野に見えながら決して粗雑ではないデリカシーを内に湛えた優しい男なのだから、当然といえば、当然の結末だったように思う。 獲物の獲得には威勢が良くても、恋愛に意気地がないのは、世の男の東西を問うものではないとしたものだろうしねー(笑)。 *コメント 2009年09月28日 01:25 (ミノさん) これ、見たいと思ってたんですよー。バトラーさんだし。 確かに「理想」の部分「異性」の部分を求めるってのありますね。 「女性らしい人」が好きという男性が多いです。 あと、「役に立つ男性」ってのもね。実用的な男に惹かれます(笑)。 いいなあ、私も見に行こう。 でもなんか一人で行きたいな。男とは行きたくないです。 2009年09月28日 01:49 ヤマ(管理人) 女性らしいって、何を以ってそう言うかは微妙に各男によって違っているものではありますが、好きになってしまった相手のなかに、その人らしい女性らしさを感じるとしたものだという気がします。一人の同じ男性であっても、決してワンパターン・タイプの女性を好きになるものではないような気がしますもんで。 その点、やはり女性のほうが集中度が高いというか、レンジが狭いようには感じますねー。役立ちって割と判りやすく普遍的ですもんね(笑)。 ミノさんのように感受性の強い方だと、異性と一緒に観に行くと、彼がどう反応するか、に加えて、自分の反応を見られることへの意識が強く働いて映画に集中できなくなるかもしれませんね(笑)。お一人で観に行くほうがいいのかもしれません。ただし、場内では浮いちゃいますよ。単独鑑賞者はレアな作品でした。ちなみに僕の観た回では、僕だけでしたもん(たは)。 2009年09月28日 08:18 (ミノさん) これ、カップルで見るのか~。それはきついなあ(笑)。 パートナー探し、をしてみて、見つけたことは、人間にとって一番大事なのって正しい自尊心だなってことです。好きな男に迎合するのがいや、とかは、ちっさいプライドなんですよ。 あとは、ユーモアがあればかなり救われますね。 2009年09月28日 08:21 (ミノさん) ‥といいながら、自尊心て何か?てまだわかりきってないです。 子供には自尊心を持たせたいんですが、見栄ばかり分厚くなってるような気がします(「ピアノ上手になって、みんなにすごいね、って言われたい」とか言います)。 2009年09月28日 13:06 (ケイケイさん) >ミノさん >(「ピアノ上手になって、みんなにすごいね、って言われたい」とか言います) 見栄じゃなくて、向上心と取りましょう(笑)。愛されたいとか褒められたいとか、幾つになっても本質的に誰しもが持っているもんですから。「すごいね」が契機になったら、それこそ「すごいね」ですよ(笑)。 この作品は、カップルはどうかなぁ~。男女で観るのは賛成ですけど、それはヤマさんやワタクシたちのように、「色恋に発展しない気の置けない男女」で観る方が、絶対楽しめますよ。本音が言えるもん(笑)。 >ヤマさん 仰る通りマイクの造形は、映画の作りでもありましたね。一見粗野・粗雑に見せながら、後半の展開なんか、すごくデリケートでしたし。後半のレストランでのマイクの「ただの水だ」という言葉を聞いてのアビーの微笑み、良かったです。 アビーの部屋を訪ねて、咄嗟に「明日は8時の飛行機だ」というセリフで、マイクの気持ちを表現したのも、脚本家さん、いい仕事してるなぁと思いました。アビーは身持ちが堅いし、セリフの割りには、とっても品よくまとまっていたのも、女性には受けると思います。 2009年09月28日 22:38 ヤマ(管理人) ◎ミノさん カップルばかりとは限りませんでしたよ。女性同士ってのも目に付きました。男同士は、皆無でしたが(笑)。 自尊心って何かというのは、これまた人によって様々でしょうが、「自分の納得する一日を持て」と色紙に書いてもらった小六のときから僕が一つの目安にしているのは、振り返って後悔せずに済むように、というものでしたね。目先の利に惑わされたり、逆に、先々を懸念するばかりに、といったことで選択し損ねないようにするのが“自分を大事にする”すなわち自尊の心だと考えてました。付和雷同というのを最も警戒してた覚えがあります。おかげで少々度が過ぎて、すっかり天邪鬼にはなりましたが(笑)。 ◎ケイケイさん 御指摘のアビーの微笑みですが、些細なことの思わぬ“自然の一致”が殊のほか嬉しいというのは、よくあることですよね~。あの場面には、装わなくていい相手と巡り合えた喜びが表れてましたね。 ケイケイさんの映画日記を拝読して気づかされたのは、「この哀しさは、一生懸命仕事している女性には多いと思います」とのご指摘。確かに両立強迫に晒されると、ツライかもしれませんね。でもそれって、嘗て仕事に追われ仕事第一を強いられていた高度成長期の男たちが、女性たちから日本の男に欠けているものとして嘆かれていたもののようにも思いました(笑)。ワーク・ライフ・バランスを図ることは、かなり難しいことなんですよ。 「出戻った妹と甥を、マイクが大切にしている設定が利いて」いるというのは、まさしく同感です。CBSからのオファーを断ろうとしていたことと併せ、ペイ・パー・ビューTVで見せている顔とは異なる彼の優しい素顔を、アビーに対してではない形で示しているのがいいですよね。「明日は8時の飛行機だ」というセリフの場面以上に、脚本の上手さを感じました。 ケイケイさんの映画日記にも、上のミノさんの書き込みと同じく、“自尊心”という言葉が出てきますが、人との関係を構築するうえでも、とっても大事な感覚ですよねー。そこのところとも若干からんでくるのですが、僕は恋愛というとりわけパーソナルな関係の構築に際して、非常に戦略的に臨む駆け引きの手管を見ることを好まないので、そこのところは、ちょっと不満でしたね(あは)。なにせ「成れば成る」派でございますんで(笑)。 2009年09月28日 23:01 (ミノさん) >ケイケイさん 「すごいね」が契機になれば。。確かにそうですね。まあバンドマンのモチベーションが「女にモテたい」ってのが一位ですから。チヤホヤされたいっていうのもそんなに不純でもないのかもしれませんね。 うーむ。ヤマさんの言う自尊の境地はかなり高度ですね。私は付和雷同だからなー(笑)。 私が「自尊心」というものを非常にキーワードに感じるのは、やはり自尊心がなければ、自信も生まれないし、自信のない人からは魅力も生まれにくいということを、感じることが多いんです。別にすごい経歴があるとか、すごい根拠は必要ないのですが、卑屈でもなく、尊大でもなく、自信を持っている男性というのは、なかなかいないんです。皆どっちかに傾いている。独身であるから自信がないのか、よくわかんないんですけどね(笑)。アンタがそんなに自分に自信がないってことは、そんだけの人間ってことなんかい?とか、女性側としては不安になっちゃうんですよ(笑)。 2009年09月29日 18:11 ヤマ(管理人) 高度ですかね? 功利心の強さですよ(笑)。 自尊心が自信の基盤であるというのは、同感です。 自信というのは、読んで字の如く、自らを信じる力ですものね。それは自身そのものに対するものであって、自身の能力に対するものではないと僕は思っています。卑屈とか尊大とかに傾く人というのは、誤って尺度を能力とか持てるものに置いているんでしょうね。尺度を誤っているうえに、測定もなお誤っていると、滑稽を通り過ぎて哀れですよねー。 2009年09月29日 18:39 (ケイケイさん) >ヤマさん >でもそれって嘗て仕事に追われ仕事第一を強いられていた高度成長期の男たちが、女性たちから日本の男に欠けているものとして嘆かれていたもののようにも思いました(笑)。 結局どこの国でも、女性も出世していくと、その過程で「男」にならざるをえないんでしょうね。マイミクで若い女医さんがいるんですが、「結婚するなら家事全部してくれる男性」と書いておられましたもん。 >別にすごい経歴があるとか、すごい根拠は必要ないのですが、卑屈でもなく、尊大でもなく、自信を持っている男性というのは、なかなかいないんです。(ミノさん) >卑屈とか尊大とかに傾く人というのは、誤って尺度を能力とか持てるものに置いているんでしょうね。(ヤマさん) この辺、トゥヤーの時お話に出た、男の沽券に囚われているからってことは、ないですか? まぁ女性もスタンダードに拘る人も多いですけどね。だからラストのマイクの、「今のは本当か?それとも演技か?」のセリフには、笑いました。 2009年09月30日 00:34 (ミノさん) そうなんです! 能力を物差しにすると間違います。別にプロ野球選手のスカウトじゃないんだし~(笑)。なんつうか、一言で言うと、「頼む堂々としてくれ」です(笑)。 2009年09月30日 01:14 ヤマ(管理人) ◎ケイケイさん 仕事に追われてワーク・ライフ・バランスの取れてない状態を男化って言われてしまう状況ってのが、男の不幸の根源かも(笑)。本来、男は仕事に向いてないんですよねー。勤勉なのは、むしろ女子だってことは、小中学校の頃に実感してます。男は、遊びたいんですわん(笑)。道楽者ってたいがい男ですやん。 男の沽券に囚われての自信の持ち誤りですか、なるほどね。それは、大いに言えているように思います。女性の自信の持ち方って、思えばそれとは対照的に、自身が女であることそのものに対してって感じが強いですものね、そう言えば。 ラストのマイクの台詞って、リアルでもほんとに出てくるものなんでしょうかね?(不審) 少なくとも僕は一度も発したことがないですし、それを口にする男の心境がわかりませんね。ケイケイさんは、耳にしたことがあるんですか?(笑) だって、自身のうちに疑念が生じているのなら、本物って答えてもらっても、それで直ちに信じられるものでもなくて気遣っての答えと思うでしょうから、すっきりしないでしょうし、もちろん演技よって答えられても、やっぱりすっきりしないでしょうし、どうしようもない愚問だと思うのですが(笑)。 遠い遠い昔、ドライブの車を停めて女性とお喋りしてたときに、「私、ヴァージンだと思う?」って訊かれたことがあるんですが、どっちの答えが返ってきてもすんなり喜べないような質問をするもんじゃないよって、たしなめたことがあります(あは)。だから、マイクのような愚問を発する手合いがいないというわけではないでしょうが、少なくともアビーに対してコリン篭絡の手ほどきができ、女性慣れもしているマイクなれば、いかに恋に落ちてしまったとはいえ、そんな愚問は発しないような気がしてなりませぬ(あは)。 まぁ、あれは、この作品が顧客ターゲットにしていた、女性客へのサービスカットなんだと思いますよ。あのときのアビーの答え方ともども、あの場面には、女性客の心くすぐるものがあったでしょ(笑)。 ◎ミノさん 堂々ですか。それなら、内心はともかく、外面はそう見えるみたいです、僕。高校時分から、社長歩きだとかいって揶揄されてました。今でも、余裕綽々ってな歩き方だなぁと笑う奴がいます。「すまんねぇ」と笑って返してますが(笑)。やっぱ、そんなふうな歩き方に見えますか? 2009年09月30日 18:07 (ケイケイさん) >女性の自信の持ち方って、思えばそれとは対照的に、自身が女であることそのものに対してって感じが強いですものね、そう言えば。 今日観てきた『あの日、欲望の大地で』のキム・ベイシンガー、正にこれですね。「女であること」に自信がなくなった果ての不倫ですから。 >ラストのマイクの台詞って、リアルでもほんとに出てくるものなんでしょうかね?(不審) 少なくとも僕は一度も発したことがないですし、それを口にする男の心境がわかりませんね。ケイケイさんは、耳にしたことがあるんですか?(笑) ないです(笑)。でもあれって、アビーじゃない、ただのセフレだったら、マイクも言わなかったと思いません? マイクがアビーを選んだんじゃなく、アビーがマイクを選んだでしょう? このセリフ、この恋に対して自分が劣勢だという、マイクの自信のなさの表れかと感じました。 >やっぱりすっきりしないでしょうし、どうしようもない愚問だと思うのですが(笑)。 いや~、やっぱり本物よと言って欲しいんじゃないですかね? 嘘でも信じたいというか(笑)。私なら演技でもそう言いますね、多分(笑)。 >「私、ヴァージンだと思う?」って訊かれたことがあるんですが、どっちの答えが返ってきてもすんなり喜べないような質問をするもんじゃないよって、たしなめたことがあります(あは)。 という事は、未満の女性だったわけですね?(笑)。しかし大胆な質問ですね。その人、ヴァージンでないに千点(爆)。 >女性慣れもしているマイクなれば、いかに恋に落ちてしまったとはいえ、そんな愚問は発しないような気がしてなりませぬ(あは)。 マイクが失恋で未だ傷を引きずっているって、描かれていたでしょう? マイクの指南は、如何に異性をオトすかで、それは恋愛のファーストシーンでしょ? セカンド・サードは、彼にも未知数な部分が多いから、あの質問になったんじゃないですか? >あの場面には、女性客の心くすぐるものがあったでしょ(笑)。 ええ、とっても。女は恋愛において、ミステリアスであるべしですね(^。^)y-.。o○ 2009年09月30日 23:43 ヤマ(管理人) 『あの日、欲望の大地で』の予告編は観ましたよ。シャーリーズ・セロンが出てたように思います。キム・ベイシンガー、僕より上だったから、50歳過ぎてますよね? ちょうど『魂萌え!』の昭子が隆之と割りない関係になった年頃ですねぇ。キムの演じた女性は、その欲望の大地で自信を取り戻せたんですか?(笑) >>ケイケイさんは、耳にしたことがあるんですか?(笑) >ないです(笑)。 ほらね(笑)。 >アビーじゃない、ただのセフレだったら、マイクも言わなかったと思いません? ま、僕は元々リアルな台詞だと思ってませんから、どっちにしても言わない気がしますが、ただのセフレだったら却って、気安く軽口を叩きやすくなるんじゃないかなぁ。 >このセリフ、この恋に対して自分が劣勢だという、マイクの自信のなさの表れかと感じました。 はいな。さればこそ、思っても口にはしないし、できない気がしますよ。恋する男は、臆病者ですから(笑)。女性は、恋すると大胆に、そして強くなる気がしますが(笑)。 >私なら演技でもそう言いますね、多分(笑)。 もし訊かれたら、そうしてあげてください、欲望の大地で(笑)。 >という事は、未満の女性だったわけですね?(笑)。 はいな。 >しかし大胆な質問ですね。 どっちに答えてあげたらいいのか即断できない分、マイクの問いよりタチが悪いですよね~?(笑) 大体、女性を困らせる男の質問の答自体は単純ですが、男を困らせる女性の質問は、答自体が難しいとしたもんですよ(笑)。 >その人、ヴァージンでないに千点(爆)。 ま、このこと自体も、単純に出血の有無で判定できるとは限らないものだから、絶対的な確証を与えるものが存在しない以上、断言はできませんよね。例えば戦略的に、生理時に熱演と共に装えば、大概の男には、そう思わせることができるんじゃないですか?(苦笑) 他方、出血がないからと言って経験しているとは限らないようですし、結局のところ、総合的な判断として自らが感じ取ったものを信じるしかない点で、絶頂が本物か演技かって命題と通じるところがあるように思います。 それはそれとして、件の女性がどっちだったか、お知りになりたい? でも、クイズダービーなら、千点って勝負どころじゃないからなー。やっぱ「ぜんぶ」と来なくっちゃ(笑)。 >マイクが失恋で未だ傷を引きずっているって、描かれていたでしょう? はいな。 っていうか、失恋の傷を引きずったことが、彼にあのようなキャラを作り上げさせたという形を摂っていましたね。 >マイクの指南は、如何に異性をオトすかで、それは恋愛のファーストシーンでしょ? >セカンド・サードは、彼にも未知数な部分が多いから、あの質問になったんじゃないですか? なるほど。これは鋭いところを突いておいでましたね(感心)。TVゲームじゃありませんが、第1ステージクリアの達人が全クリ名人とは限りませんね、確かに。獲物を狩るに威勢が良くても、恋愛経験は豊富でない可能性がおおありのキャラでした。 >女は恋愛において、ミステリアスであるべしですね(^。^)y-.。o○ 、 これね、けっこう取り違えてる女性が多い気がしますよ。 男が本当に痺れるのは、開示し切ってなお尽きぬ神秘性であって、出し惜しみや勿体ぶりにミステリアスを感じたりしないのに、女性はどうもそうは思っていないふしがあるような気がしますな。追うより追わせろ幻想についても同様です。 僕が尺度となるものでもありませんが、少なくとも一例にはなります。上にも「僕は恋愛というとりわけパーソナルな関係の構築に際して、非常に戦略的に臨む駆け引きの手管を見ることを好まないので、そこのところは、ちょっと不満でしたね(あは)。」と書いたように、そういうことで掻き立てられるよりは、興醒めてくる感じが強いですね。 やっぱ、この映画でも謳いあげていたように、手管や駆け引きではない“オープン・マインド”ですよねー! 2009年10月01日 00:12 (ミノさん) 反論ーーー 確かに「戦略的ミステリアス」は、女性の勘違いかもしれませんが、出会って初期段階で、自己開示しすぎると、ほぼどの男性も、興味を失いますよ。 もちろん、「開示し切ってなお尽きぬ神秘性」は真に魅力的ですが、入り口で全貌をペラペラしゃべられると男性はほぼ、その女性には惹かれないです。なんつうか、入り口では夢を見させないと、入ってこない感じですかね。 マイクの最後のセリフってのがわかんないですが、いわゆるナニの後の感想がらみかなあ?(笑) 見てないからわかんないんですが。 あ。ヤマさんは威風堂々というか、なんか、野武士とか、バンカラ学生みたいな風情かな。どっちもアナクロやな(笑)。 なんかこう、人って立ってる立ち姿だけで、相当の情報を放ってますよね。立ってるだけでも、普段運動してる人かどうか、って伝わってきたりしますね。そしてもちろん、見た目だけではわからなかったりしますね。 2009年10月01日 20:58 ヤマ(管理人) >出会って初期段階で、自己開示しすぎると、ほぼどの男性も、興味を失いますよ。 それは余程これまで巡り会った男達に恵まれてないんだと思いますよ(笑)。「しすぎる」ってとこが気にはなりますが、自己開示によって興味の失せる付き合いならば、初期とかどうかの問題ではなく、互いに興味や関心を持って長く付き合うことが、そもそもできない間柄だっていうことになりませんか? もっとも「自己開示しすぎる」って、一方的に自分のことばかり捲し立てることを言ってるんじゃあ、ありませんよね?(笑) そんなのは、初期ならずとも閉口しちゃうことだから、自己開示の時期の問題とは論点がずれてきちゃう話ですものね。 >もちろん、「開示し切ってなお尽きぬ神秘性」は真に魅力的ですが、入り口で全貌をペラペラしゃべられると男性はほぼ、その女性には惹かれないです。なんつうか、入り口では夢を見させないと、入ってこない感じですかね。 そんなの無理に入れんならんことないやんって思うけどなー(笑)。開示によってより興味が湧き、関心が募るっていうプロセスを持たないと、最初に回避して取り繕うことが却って仇になるだけというか、結局、無理な行き掛かりを重ねて問題を複雑化させるだけで、いずれ破綻するように思いますが(苦笑)。 >マイクの最期のセリフってのがわかんないですが、いわゆるナニの後の感想がらみかなあ?(笑) 見てないからわかんないんですが。 そうですよん(笑)。 >あ。ヤマさんは威風堂々というか、なんか、野武士とか、バンカラ学生みたいな風情かな。 >どっちもアナクロやな。 まぁね、ビデオやDVDで映画を観るのを遠ざけて、ケータイ持つのも抵抗してるアナクロ人間ですからねー(笑)。 >なんかこう、人って立ってる立ち姿だけで、相当の情報を放ってますよね。立ってるだけでも、普段運動してる人かどうか、って伝わってきたりしますね。そしてもちろん、見た目だけではわからなかったりしますね。 自信のあるなしや尊大か否かは見た目だけでは判らないけど、立ち姿や佇まいというものは、バカにできないくらい人となりを表しているよっていう御見解だということですね。まぁ、余裕綽々と言われてるんだから、良しとしときますか(笑)。 2009年10月01日 23:48 (ミノさん) いやあ そういう意味じゃなくて‥。 どう言えばいいかなぁ‥。例えば映画だと、説明しすぎの映画より、少し足りないぐらいのおわりかたの方が余韻がある、ということがあるでしょ。 自己開示は大事なんだけど、見せすぎて、あまりにも自分をわかってもらおうと説明過剰にいくと、想像の余地がなくなるんですね。だからそういう余白は残した方が美しいかな(笑)。 2009年10月02日 00:18 ヤマ(管理人) そんなに心配しなくたって、ぜんぶ説明しきれるものじゃありませんって(笑)。どこまでいったって余白は残りますもの。だから、自己開示をどれだけするか、しないかってことより、その仕方次第ってことなんでしょうねー。 僕は、ミノさんの開示の仕方って、わりと好きなんですけどね。けっこう丁寧に説明してくださったうえで、充~分、美しく余白残ってますよん。 2009年10月02日 00:51 (ケイケイさん) 男性と女性では、反対なことないですか? 私は『いつか読書する日』で、仁科亜希子が「結婚して23年、私はまだこの人のことが、よくわからない」と、夫を語るセリフに、猛烈に哀しくなりました。 女性は、男性がミステリアスな部分を残すと、安心出来ないことないですか?>ミノさん 2009年10月02日 22:59 (ミノさん) >ケイケイさん うーん、仁科さんのセリフは確かに悲しい。男性の神秘性は頂けないですね。堺雅人が夫だと疲れる‥。 >ヤマさん あはは、それは対男性なんで、やはりあまりお行儀悪いと‥と思ってのことでしょうね(笑)。 友人男性が、ある女性に会ったら、生い立ちから何から何までしゃべられ、さらに「これだけは知っておいてね事項」も、しゃべられ、二度と会う気がなくなったそうです。まぁ一方的に話すばっかり、聞かされるばっかりの時間てのが一番疲れますよね。オープン・マインドは、自分のこと洗いざらいしゃべる、とは異なりますから。 2009年10月03日 00:05 ヤマ(管理人) ◎ケイケイさん 男は単純ですからね、神秘求めても空しくなるだろうし(苦笑)。だから、その分、自分にないものに憧れるんでしょうね。 自分自身についての解り難さというのは、男にもありますが、やはり男以上に自分でも自分のことが掴めないのが女性だろうという気がします。そういう意味で、女性は異性に神秘を求めず、男は、女性の神秘に憧れるのかもしれませんね(笑)。女性は、親しい相手の秘密って、同性異性に限らず、とっても嫌い、知りたがる場合が多いからなー(笑)。 『いつか読書する日』など見ると、何十年も連れ添っといて、あんた、何やってたん? って呆れてしまうんじゃないですか(笑)。 ◎ミノさん 堺雅人は、ツバメには良くても、夫には疲れますか(笑)? その友人男性の件は、おっしゃるように自己開示そのものより、自己開示の仕方のもんだろうと思いますよ。それとふと思ったのは、生い立ちから何から何まで喋られたところで、それがちっとも自己開示にはなってなくて、ただの自歴開示にしかなってなかったりすると、そりゃあ興味も覚えなくなるでしょうよ。詳細に書いた履歴書を見せられたって、心開いたと思えなければ、ただの記録ですもん。 2009年10月04日 00:07 (ミノさん) 女性はコミュニケーション欲求が高い生き物ですよ。一部の男性は、女性の周囲となんでもシェアしたがる精神をいやがるみたいですね。 2009年10月04日 01:15 (ケイケイさん) >ミノさん >女性はコミュニケーション欲求が高い生き物ですよ。 特に若い時はね。でも年食ってくると、対夫ではそれもめんどい(笑)。私みたいにオタク指数が高い中年女は、特にね。 >ヤマさん >『いつか読書する日』など見ると、何十年も連れ添っといて、あんた、何やってたん? って呆れてしまうんじゃないですか(笑)。 それくらい夫は優しかったんじゃないですかね? 妻にけんかも質問もさせてくれないくらい。いつも自分に気を使ってくれる夫の背景に何があるか、知らされていない哀しみのセリフじゃないかと。 2009年10月04日 13:00 (ミノさん) 今から梅田に行くので、この映画、見れたら見てきます。 2009年10月04日 15:56 (ミノさん) 今梅田Tohoシネマズで鑑賞終わり! 最高でした! 感想は帰宅してから~ 2009年10月04日 23:28 ヤマ(管理人) ◎ミノさん 男の嫌がる「女性の周囲となんでもシェアしたがる精神」って何ですか? 今ひとつピンと来ないんですが。 さて、映画本編もご覧になったようで、感想、楽しみにしてますね。 2009年10月05日 00:52 (ミノさん) レビューを書きましたよ~長~い・・・ @ヤマさん >男の嫌がる「女性の周囲となんでもシェアしたがる精神」って何ですか? 今ひとつピンと来ないんですが。 うーむ。私もそうだったんですが、自分の友人とかを紹介しあって、結びつきを深め合う・・みたいなのが、私はしたかったんですが、元夫は全然したくない人でしたね。別に私と何かをシェアしたいという欲望はなかったみたいです。自己完結っていうか。 どちらかというと、そういうのを嫌っていましたね。 ところで、マイクの最後のセリフは、『恋人たちの予感』へのオマージュで、あまり深い意味はなさそうですね。 2009年10月05日 21:24 ヤマ(管理人) パートナーの周囲となんでもシェアしたがる精神の差異って、性差なんでしょうかね? たまたまミノさんと元夫さんとの組合せのなかで違いがあって、性差もあったことでの符号なのかもよ。 ケイケイさんが注目した最後の場面でのマイクの台詞は、そう言われてみれば、確かに『恋人たちの予感』を踏んでますね。バイブ付きパンティのもたらすハプニングの場面にかの作品を想起しながら、この最後の場面に対しては、あんまりそういう意識が湧いてませんでした、僕。 どーしてなんだろーなー(笑)。 2009年10月05日 22:34 (ミノさん) >ケイケイさんが注目した最後の場面でのマイクの台詞は、そう言われてみれば、確かに『恋人たちの予感』を踏んでますね 世代的にもこの二人は、『恋人たちの予感』を二人とも見ている、という前提なんですよ。だから、「女がこんなの初めて」とか「すっごいよかった」と言う時は「ウソ? 本当?」と疑ってみる・・というのかなあと思いましたよ。 2009年10月06日 21:25 ヤマ(管理人) かの『恋人たちの予感』ってのは、ちょうど二十年前の作品だから、アビーの世代だとローティーン、マイクでも十代って感じですよね。まぁ、観てなくはないでしょうが、そこがターゲット世代という作品じゃあ、なかったのでは? でも、ふたりはビデオ世代でもあるわけだから、その後に観ているというのは充分あり得ますね。 | |||||
編集採録 by ヤマ '09. 9.27. TOHOシネマズ3 | |||||
ご意見ご感想お待ちしています。 ― ヤマ ―
|