円通院

　伊達政宗公の菩提寺で、国宝でもある瑞巌寺。その山内にある「円通院」は、伊達政宗公の孫である伊達光宗公の菩提寺で、国の重要文化財です。
　「円通院」は、縁結びの神様でも知られ、キリシタンの支倉常長ゆかりの地でもあります。当時の日本は鎖国の時代だったため、伊達光宗公の霊廟に、スペインからキリスト教信者になり、日本に戻ってきた支倉常長が持ち帰ったものを隠して、後世に伝えました。ここの数珠作り体験やお茶会等は、とても人気があります。
　この歴史ある場所で、例年「観月の宴」が開催され、2008年は、私のバンドが出演しました。オカリナ・サックス・キーボード・ウッドベースによる編成です。
　お寺といえば、以前、荘厳な築地本願寺でパイプオルガンと共演しましたが、円通院はまた違った雰囲気で、TV等でもよく取り上げられる有名な庭園があり、その幻想的な世界観のある場所での演奏は、大変印象深いものでした。
　またこの「観月の宴」のために作曲した「大悲亭」が大変好評で、急遽CD化されました。

※「大悲亭」は、伊達光宗公の江戸の住居で、死後、円通院のある場所に移転された建物の名称です。
　

大悲亭前の幻想的な庭園でサックスの演奏

オカリナの演奏

大悲亭で演奏を聴き、拍手する観客の皆様

2日目は雨天のため、大悲亭内で演奏