ＳＡＸはベルギー人！

　サックスは、ベルギー人のアドルフ・サックスによって1840年代に発明されました。
　ベルギーのディナンには、彼の生家と彼の業績をたたえる品々が現在も展示されており、サックスファンにとっての聖地になっています。４年に１度、「インターナショナル・サクソフォン・コンクール」も開催されています。さらに、夏季には、週末に「Ｍｒ．Ｓｕｎｄａｙ　Ｓａｘ」というイベントも開催されており、現地の音楽家がディナンの町を行進し、ストリートにサックスの音色が響き渡ります。
　サックスメーカーとしては、セルマー社や日本のヤマハやヤナギサワ社等が世界的に知られています。
　以前は、サックスメーカーは限られていましたが、最近は、台湾等で制作された安価な楽器メーカーも多く存在しています。その中には、有名楽器製作・販売業者の指導の下、楽器製作の下請けをしているところもあり、楽器としての品質が年々向上してきています。私が楽器を手に入れた頃は、安価なものでも、20万円台が主流でしたが、最近の安価なサックスは10万円を切るものが多く、その意味では、以前よりも、サックスは身近で、始めやすい楽器になったと言えるでしょう。
　さあ、皆さんもサックスを演奏しませんか？

アドルフ・サックスの銅像

アドルフ・サックスの生家

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サックス発祥の地　ディナンの夜景
（第1次世界大戦の激戦地でもある）

アドルフ・サックスの製作した初期のサックス