髙木陽光　プロフィール　音楽以外

　音楽以外の活動としては、立教大学社会学部観光学科卒業後、立教大学大学院観光学研究科博士課程前期課程修了。同時に中学社会、高校公民、高校商業の教職免許を取得。同研究科博士課程後期課程所属中に、高校地理歴史の教職免許も取得。また財団法人日本レクリエーション協会が資格認定する「余暇生活開発士」も取得。
　専門分野としては、現在注目されている里山等をフィールドとした、都市近郊における緑地空間の保全と利用をテーマに研究を行っている。また教職免許の取得経験を生かし、環境教育と観光教育の関連についても取り組んでいる。さらに人々の余暇生活開発にも関心があり、都市近郊における緑地空間での野外レクリエーションと緑地保全との結びつきに関しても、観光学や歴史学（都市史）、教育心理学的視点から研究を行っている。
　大学院や学会活動等を通して、様々な論文発表をしている傍ら、たましん地域文化財団が発行する「多摩のあゆみ 121号」等への執筆活動も行った。
　2013年現在、観光研究学会・比較都市史研究会・観光ホスピタリティ教育学会・日本地理学会に所属している。
　また立教大学における学校・社会教育講座のティーチング・アシスタント、大学院生や留学生への論文文章指導、ゼミでの論文指導等を幅広く行った。
　立教在学中に有賀賞（立教小学校から高校において、立教にふさわしい人材として認められた人へ贈られる賞）、大学の学部における成績優秀者賞、大学院での給与奨学金を受賞。またヤンマー農機株式会社が主催し、農林水産省等が後援する、「第16回ヤンマー学生懸賞論文・作文」の論文の部で入賞。
　さらに2006年8月～9月にかけて、ストックホルムで行われたEU（European Union）が後援する国際会議、「Eighth International Conference on Urban History」で論文発表を行った。その主催者が私の研究に対して興味を持ち、論文執筆の依頼を受け、いくつかの国々の人たちと共著で本を執筆した。その本が、2010年にThe Swedish Research Council Formas（下記を参照）という、スウェーデンの国家科学研究機関の科学研究費を得て「LIVING CITIES」として出版された。また2010年9月にもベルギーで行われた「Tenth International Conference on Urban History」で論文発表を行った。　　
　2010年4月に首都大学東京都市環境科学研究科観光科学域博士後期課程に入学し、2 013年3月に観光科学博士を取得。首都大学東京初の観光科学博士の第一期となる。また研究と同時に、複数の中学・高等学校で、社会科教師として、合計６年程度にわたり教鞭をとるなど、教育活動にも積極的に取り組んでいた。