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U. 航空機の「制動」に対するエンジンの種類と方法    


エンジンの種類により方法が異なります。


ターボプロップ・エンジン、ピストン・エンジン

これらはプロペラのピッチをゼロ又は逆ピッチにすることで制動力
を発生させることができます。

ターボファン・エンジン

ファンはピッチ変更ができません。そのため機体のエンジン・ナセルにファン・エアを斜め前方に偏向する装
置 (スラスト・リバーサ) が装着されます。

大型機には、カスケード式、ピボット・ドア式が使用されます。
ビジネス機にはバケット式が使用されますが、装着はオプションとなっており、装着していない機体もありま
す。
ターボシャフト・エンジン

ヘリコプターの場合、垂直着陸が可能なのでこの種の装置はありません。

詳細は「エンジンの種類と基本特徴比較」参照


Ua.その他の航空機に対するエンジンの役割

「推進」「制動」の他にも次のような重要な役割があります。
@「電源の供給」
 制御、照明等に必要な電源を、エンジンのギアボックスに取り付けた発電機から供給します。
A「圧縮空気の供給」
 与圧・空調・防氷に必要な圧縮空気を、エンジンのコンプレッサーに取り付けられた抽気バルブから供給
します。

B「作動油圧の供給」
 降着装置、操舵装置用に必要な作動油圧を、エンジンのギアボックスに取り付けた油圧ポンプから供給
します。


尚、エンジン停止中は、APU(補助動力装置=ターボシャフト・エンジン)又は地上装置が供給します。