炭鉱浄水場跡 探検: 北の細道 浄水場

Sg浄水場のS14製ボールバルブ


 人間は何も食べなくても2〜3週間は生きられると言われている。
しかし水を飲まないと、4〜10日しか生命を維持できないとも言われている。
エネルギーの原動力である食物を消化・吸収・排出する際に水を必要としているのだ。

都市も人体同様に工場の産業活動や住民の生活用水、そして下水道へと、
水の恩恵を大いに受けている。

中東からの日本への訪問者は、蛇口を母国へお土産として持って帰りたいと冗談を言う。
それは蛇口をひねれば清浄な水がいつでも迸り、
炊事・洗濯・お風呂と使用後は速やかにどこかに流れ去るからだ。

水がどこからきてどこへ行くのか、これは日常であまり知られていない。
浄水場は人知れず機能し、生活には欠かせない施設なのだ。


本浄水場は、昭和49年(1974)に炭鉱から街に移換され、
しかしいつまで機能したのかは公表されていない。
存在箇所は意外と山深く、ルートには危険性があるため、
場所については伏せさせていただく。
築別坑 浄水場上羽幌浄水場、 そしてPm浄水場 とも異なる機構、そして時代考証のズレ。

浄水場の基本的な機能とともに、 現地に残る廃墟を探索したいと思う。




急速ろ過装置・傾斜板沈降装置・定濃度薬品注入装置・・・




複式メータ複式メータ



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