心が病気をつくリ、また心が癒し治す(気付くべき事)
十五年前の私には思いも付かないことです。
そして後に学んだことによると、
病気とは人生において気付くべき大切なことを、示唆する啓示なのです。
病気とは人生に於けるチャンスなのです。
しかし、病気がもたらす意味も、
人によって段階によって、その意味と答えは違ってくるのです。
人間とは順風満帆、順調であると何か大切なものを忘れてしまいがちなものです。
病気の原因は体調を壊している人、本人のみにあるではないのです。
病気の人の家族や職場の同僚など、
その人を取り巻く周囲の人間に、原因がある場合も多々あるのです。
他に原因がある場合は、その周囲の人々が気付くべきことを伝えること、
そして、伝えた内容を納得できるように愛をもって話すこと。
この愛情深い言葉と、行動が最高の治療薬となるのです。
病気の人にかかわる人々の中に、気付きを急ぐべき人が存在するのです。
気付くべき人が、
必要な言葉を素直に吸収出来た瞬間に、変化が起こるのです。
必ず、奇跡に近い出来事が起こります。
本当はこれが最良の治療法だと感じます。…が、
奇跡に近いと表現した訳は、同じ言葉を使っても聴く人が、
ただ耳で聞いて、心が動かなければ結果を出せなくするのです。
心を動かせれば、必ず結果が出せるのです。
病気の人本人やその家族の心を、
胸の奥から突き動かす言葉
そして行動が、最もよい結果をもたらすのです。
末期の癌が消失することも、決して不可能なことではありません。
家族が友人が病気になった。
その時に大事な事はネガティブな感情にハマらない事です。
「大変だろうなぁ」とか、「可哀そう」とかそういう心は、
一見、優しそうですね。
でも、その心はネガティブなエネルギーを動かすのです。
だから、ネガティブなこころから抜け出す事が大切なのです。
家族友人の病をもって、
今、自分自身も何か変るチャンスをもらった、と考える事がベストです。
人の心を動かす言葉が、
いかに必要不可欠なものであるかを深く認識して欲しいのです。
言葉とは毒薬にも、特効薬にもなる力を持っています。
ただ、どんなに素晴らしい言葉も…、
心を伴って、更に効力を発するのです。
心とは…言葉とは…を、深くみつめていくことによって、
心の痛みが、そのまま身体に現れることや、
人の心の痛みが伝わって、自分の身体の痛みとなったりすることで、
心とはエネルギーなのだと、体験しました。
治してやろうと思う心を強く動かせば、治す力が出せるのです。
心とは、素晴らしいエネルギーなのです。
だからこそ、医師に伝えたいのです
あなたが人の身体を預かっている以上、一人一人の患者に対して、
日々が、いつの間にか事務的になっていないか…
一人一人の患者に対して「この人を自分が治す!」という
確固たる意志が働いているでしょうか…
自分が下した診断結果から、この患者はもう治らないと決めたまま
接している患者はいないだろうか?
医学がこの世の中に発生した時の原点に戻りましょう。
[医は仁術である]
医学的見地から、治らないと決定したままの治療をなくしましょう。
あなたの言葉一つが、何かを変える。
出会う患者さんの一人一人から、いつまでも初心を忘れずに…、
必ず治すをモットーの医学者であり続けて欲しいのです。
あなたの一言が患者を救うのです。