心 と 身 体 に つ いて

長い間、体に起きてくる異常について、
先天的な要因や、日常生活上での物理的な要因を診て
治療を考えてきました


子供の一人が、先天的要因の為に
生後8ヶ月から 何度も手術を繰り返してきました。
当時の私は、肉体的な異常は医学に身を委ねることが
最適なのだと考えていました。

ところが・・・
これで大丈夫といわれた何年か後に
再度手術の必要が生じました
何度も手術を繰り返した後に・・・
「もう手術をさせたくない」
その思いで一杯になりました。

断っておきたいのですが、
当時、お世話になった医師に対して不足はまったくありません。
非常に素晴らしい先生方だったと、心から思っています。
人間的にも、とても暖かいお人柄で 尊敬に値する方々でした。
最初の手術が終わった時に、
手術室から、額の流れる汗をぬぐいながら出て来られたK先生は、
「女の子だけんね、傷の判らんごとしとるよ、血は盃いっぱいも出しとらんよ」
と、筑後弁まるだしで伝えてくれました。
「先生ありがとう、決して忘れてはいませんよ。」

この子が、何度も手術を繰り返した後に,
中学3年の卒業間近になって、アクシデントが起きたのです
突然歩けなくなったと言うのです。
その出来事に遭遇するその日まで、
医学のみを、絶対的なものと考えていました。

その時、出会った方は…
未知の力をもって治療するという人でした。
およそ1時間ほど、手を当てお経を唱え祈って下さいました
半信半疑で求めたのですが、帰りには楽に歩けるようになっていました。
長女は数日間、痺れのようなものが残っていました
しかし、二週間後に結果は出たのです
公立高校受験が終った日のことです
いきおいよくドアを開け、満面の笑顔で返ってきました
彼女の、帰宅と同時の第一声は
「お母さん、足が痛くない!」
「今日は、いっぱい歩いたのに足が痛くない!」

嘘のように、楽に歩くことが出来るようになったと言うのです。

その経験を得た時、心は驚きでいっぱいになりました。
その時以来
視点を変え ( 未知の世界) を受け入れ始めました。

受け入れ、学んでいくほどに
人間を支える大きな力
(神様?のような存在)を実感することになりました。
度重なる手術の時に、我が子が持った痛みを思うと
今も、手術を余儀なくされている人々の役に立ちたい!
心から、そう願いました。

(注) 未知の力について伝えようとする時に、
私が医学を否定していると、誤解を受ける事があります
が、医学を否定しているわけではありません
医学を否定しては、現在の社会構造上は成り立たなくなると思います。

只、手術は術後の痛みや、経費もかかります。
これは誰しも嬉しくないことは事実です。

医学であれ、整体であれ、気功であれ、人間の体を扱う者全てが、
従来より更に、患者と関わる人の心に重点を置く必要があるのです
家族に対して、患者への心の持ち方のカウンセリングが必要なのです。

心を扱う人々もまた、
本人のみでなく、心を病んでいると思われる人の、
周囲の人のカウンセリングが必須事項だと感じています。
そのカウンセリングとは、患者にどのように接するかのみでなく
日常どのようにその人と接してきたか、
心がその人を認めているか、必要としているか
存在そのものへの感謝の心などを、説く必要があるのです。

近年、医療ミス等が多く取りざたされていることそのものが
「現在の医学に不足するものを気付きなさい」と言う
宇宙からのメッセ−ジのように思えてなりません。

人間は 人の役に立ちたいと言う確固たる意志を持つと,
人の役に立つ力が自然と備わっていくのだという事が、
実感として解ってきました。
それは(自然界・宇宙の法則) のようなものと思われます。

以上のきっかけをもって、
心と体について、日々コツコツと学んでいく事を始めました。

学ぶことによって(独学ですが)、
自分の常識という名の我 をなくす事の大切さを痛感しています。

未知の力との遭遇を以って、学ぶ事により、
身体と心をより健康へと導く為に、
何より大切な事は、
心(意識)の成長だという事がハッきりと判ってきました。



HOME NEXT  心・言葉・身体考