兼務神社の紹介


当社宮司が兼ねて御奉仕をしている神社の御由緒などを紹介致します。

三 嶋 神 社 (みしまじんじゃ)
横浜市旭区下川井町334 鎮座
 ○御祭神  大山祇命( おおやまつみのみこと )        三嶋神社は、創祀が詳らかではありませんが、旧川井村が上川井・川井・下川井の3ケ村に分かれた江戸時代・寛永年間(1624〜1643)より以前に、伊豆国一之宮の三島大社より御分霊を戴き、創建されました。江戸時代後期に編まれた『新編武蔵風土記稿』には、当社について「平地にして松杉数樹繁茂す。社は二間四方西向きなり、社前に木の鳥居を立て、云々」とあり、現在でも境内には往時の面影を残す横浜市の名木古木指定登録樹木(カヤ・ケヤキ)等が生茂っています。現在の社殿は昭和12年に改築されたものです。また平成24年には神楽殿が改築されました。下川井町、矢指町、都岡町の一部と金が谷、笹野台、今宿1、2丁目、今宿町の一部が氏子区域となっています。


稲 荷 社 (いなりしゃ)
横浜市旭区上白根町221 鎮座
 ○御祭神  宇加之御魂命( うかのみたまのみこと)        稲荷社の創祀は詳らかではありませんが、『新編武蔵国風土記稿』には「除地、三段、村の西の方にあり、上屋一間半四方、巽向なり、鳥居を立つ」とあります。明治時代には村社に列し、大正11年には村内にあった無格社の神明社・第六天社・杉山社・山王社の4社を合祀しました。境内にある内藤鳴雪の句碑は、大正12年に建立されたもので旭区の史跡としても有名です。俳人として名高い鳴雪は当地の人々が俳句をつくることに感心し、当社におもむき、境内の夫婦松を題に「夫は夫たり、婦は婦たりてぞ松涼し」と詠みました。この他、境内には横浜市の名木古木指定登録樹木(シラカシ2本)等が生茂っています。


白 根 神 社 (しらねじんじゃ)
横浜市旭区白根3‐31 鎮座
 ○御祭神  日本武尊( やまとたけるのみこと )         白根神社は、源義家が弘法大師の作と伝えられている御本尊不動明王像を兜の中に納めて前九年の役に出陣し、大勝を得たため、康平6年(1063)鎌倉権五郎景政に命じて伽藍を建立したのが創祀となっています。治承4年(1180)、源頼朝の鎌倉入りの途次、義家の故事を想起し、境内の池で身を浄め勝利の祈誓をしました。その池は鬢手洗池として現存します。その後、新田義貞の兵火(1333)により焼失しましたが、江戸時代(1694)に再建されました。江戸時代には、白根不動・白瀧山成願寺と号して世に知られていましたが、明治維新の神仏分離によって、社号を白根神社と改め、大正10年12月には村社に列せられました。現社殿は大正8年4月に造営されたものです。境内を流れる中堀川には「白糸の滝」があり、幅7メートル、高さ3.5メートルの横浜市内最大の滝となっています。この滝の近くには都筑の地から防人として九州沿岸警備に派遣された服部於由とその妻(服部呰女)の贈答歌を記した万葉集・巻20「防人の歌」の歌碑があります。
 

  


○白根神社でのご祈願の予約やお問い合わせは、白根神社社務所までお問い合わせ下さい。 → 白根神社社務所電話番号 045-951-1417