現在地の緯度は?
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3月14日は「数学の日」です。 円周率(3.14)に因んでいます。 ・・・というわけで、今回は、数学に関する話をしましょう。 「現在地の緯度が知りたい!」と思ったら、どうしたら良いでしょうか? スマホのGPS機能を使えば、あっと言う間に知ることができますね〜。 では、スマホがなかった時代は、どのようにしていたのでしょうか? ![]() 自分の影の長さを測れば良いです。 私は身長が168cmです。 冬至の昼に外に出て、自分の影の長さを測ると、269cmありました。 ここで、高校数学で学ぶ「三角比」の知識を使います。 自分の頭と影の先端を結んでできる直角三角形において、tanθ = 168/269となる角度θを求めます。 三角比の表から、θ=32度であることが分かりました。 (「三角比の表」は、どのようにして作られたのでしょうか?) 次は、理科の知識です。 中学3年生で「南中高度と緯度の関係」を学びます。 冬至のときは、(南中高度)=(90度)−(その場所の緯度)−(23.4度)です。 (なぜ、冬至のときは、このような式になるのでしょうか?) 今、南中高度がθ=32度であることが分かっていますから、代入すると、 緯度が34.6度であることが分かりました。 さて、私は、この写真を撮ったとき、どこにいたでしょうか?・・・地図を見てみます。 おぉー、数学、理科に続いて、社会も動員するのですね! 緯度からして、九州や四国ではなさそうですね。 北陸、関東、東北、北海道も、違うでしょう。 中国、近畿、東海の可能性が高い。・・・特定するには、経度が必要ですね。 (経度を知るのって、案外、難しいのです。) |
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