情報デザイン(抽象化)
|
|
情報は、見た人、聞いた人、触った人に、正しく、分かりやすく伝わる必要があり、 受信者の立場に立った表現方法や技術のことを「情報デザイン」と言います。 発信者の情報を効果的に伝えるためには、3つの観点(抽象化・可視化・構造化)を意識すると良いです。 抽象化は、必要な情報だけを取り出し、直感的に分かりやすくします。 ここで、地図を例に、掘り下げてみましょう! 地図記号は、情報デザイン(抽象化)の例です。 可視化は、“百聞は一見に如かず”で、情報を視覚化して伝えます。 → こちら 構造化は、情報をグループ化し、ブロックごとに分けて整理します。 まさに“科学”が、その例です。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 先取りしたい方は、その学年に到達する前に学べば良いでしょう。 【絵地図を作る】・・・地図記号は、情報デザイン(抽象化)の例です。 (01)学校の探検(小1)・・・学校の中を探検し、学校には色々な施設があることを発見します。 (02)高いところからの観察(小3)・・・学校の屋上など、高いところから、周りの様子を観察します。 (03)方位(小3)・・・東、西、南、北の四方位と、それに、北東、南東、南西、北西を加えた八方位。 (04)方位磁針(小3)・・・色のついた針が北を指すようになっています。 (05)町の探検(小3)・・・学校の周りにには、どんなものがあるのだろう? (06)白地図(小3)・・・調べたことを書き込めるようにした地図です。 (07)絵地図(小3)・・・観察した学校の周りの様子を絵地図にすると、ひと目で分かるようになります。 (08)地図記号(小3)・・・地図上で、地形や建物、土地の利用状況などを表すために使う記号です。 【読図】・・・地形図を見ていきましょう! (09)地形図(小6)・・・地形、植生、土地利用、地名など、地表面の様々な事象を示した一般図です。 (10)縮尺(小6)・・・実際の距離を、地図上に縮めた割合です。 (11)等高線(小6)・・・海面からの高さが同じ地点を結んだ線です。 (12)計曲線(小6)・・・等高線のうち、数値の入った太い実線です。 25000分の1では50mごと。 (13)主曲線(小6)・・・計曲線と計曲線の間を埋める等高線です。 25000分の1では10mごと。 (14)傾斜(小6)・・・(等高線の間隔が密)=(傾斜が急)です。 なぜ? (15)尾根(小6)・・・標高の低い方へ、等高線が突き出しています。 なぜ? (16)谷(小6)・・・標高の高い方へ、等高線が突き出しています。 なぜ? (17)読図(その1)・・・扇央部(扇状地の中央部分)は、果樹園が多いです。 なぜ? (18)読図(その2)・・・「清水」「大沼」などの地名は、扇端(扇状地の端)である可能性を示します。 (19)読図(その3)・・・樹林に囲まれた居住地は、成立年代の古い集落かも知れません。 なぜ? (20)読図(その4)・・・堤防上の三角点と、等高線から、堤防の高さが分かります。 ・・・など。 【地図記号】・・・道路の地図記号が7種類もあることを知っていますか? (21)交番・・・なぜ、「X」印なのでしょうか? (22)郵便局・・・なぜ、「テ」なのでしょうか? (23)学校・・・小学校、中学校、高校、大学の地図記号の違いが分かりますか? (24)発電所・・・工場と異なり、なぜ、“手”がついているのでしょうか? (25)自然災害伝承碑・・・2019年3月に国土地理院が制定しました。 ・・・など。 「新教科「情報T」の付録」の一覧へ |
|
|