併合過程

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水蒸気が凝結してできた小さな水滴や氷粒に、更なる水蒸気が付着して成長するのは、

雲粒程度の大きさ(直径0.01mm)までが限度です。



雨粒の成長は、雨粒と雲粒の落下速度の違いによって起こります。

雨粒は大きいので、空気分子によるブラウン運動の影響をほとんど受けず、落下速度が大きくなります。

一方、雲粒の場合、ブラウン運動のため、落下速度は小さい。

よって、雲の中では、雨粒が雲粒を追い越して、落下することになります。 → こちら



追い越す際には、衝突も起こり得るわけで、実際に、雨粒は、雲粒に衝突しながら、落ちていきます。

このようにして、雨粒は、落下する途中で、雲粒をかき集めながら、成長していきます。



・・・とは言え、雲ができた当初は、その中に、雨粒は存在していません。

周りより少しだけ大きい雲粒が、少しだけ大きな速度で落下して、雲粒どうしの衝突が、ほんの少し起きます。

これを繰り返しながら、雪だるま式に、雨粒が形成されていくことになる。



・・・すると、新たな疑問が湧きました。

“周りより少しだけ大きい雲粒は、どのようにして生じるのだろう?”



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