地球内部の構造

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地球の内部は、大きく3つ(地殻・マントル・核)に分けることができます。

地殻とマントルの境界は「モホロビッチ不連続面」です。

マントルと核の境界は「グーテンベルグ不連続面」と言い、

アメリカの地震学者ベノー・グーテンベルグ(1889−1960)が1926年に発見しました。



地球の表面を覆っている「地殻」には、「海洋地殻」と「大陸地殻」の2種類があります。

海洋地殻は、約7kmの薄い玄武岩質(密度3.0g/cm)の層です。

大陸地殻は、約7kmの薄い玄武岩質(密度3.0g/cm)の層の上に、

20〜50kmの花崗岩質(密度2.7g/cm)の層が乗った2層からなります。

(地殻)=(プレート)ではありません。 地殻とマントルの上層部を合わせたものがプレートです。



地殻の下、地下2900kmまでの部分を「マントル」と言います。

マントルは、地下660kmを境に「上部マントル」と「下部マントル」に分けることができます。

地震は上部マントル内で起きます。

下部マントルは、地震が起きないペロブスカイト相です。

近年、下部マントル内でも、地下2900kmを下限に厚さ200〜300kmの層が、

それより上部とは異なっていることが発見されました。 

外殻から放出された物質が多く存在し、「プルームテクトニクス」で考えられている、

ホットプルームの形成に重要な役割を果たしていると考えられています。



核は「外核」と「内核」に分けることができ、それらの境界を「レーマン不連続面」と言います。

デンマークの地震学者インゲ・レーマン(1888−1993)が1936年に発見しました。



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