変成岩
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「火成岩」や「堆積岩」が、 地殻の深い部分でマグマの貫入を受けて高い熱に接したり、造山運動による熱や圧力によって、 固体のまま、岩石中の鉱物を入れ替えることを「変成作用」と言い、 変成作用により、元の岩石とは異なる性質になった岩石を「変成岩」と言います。 ![]() 変成岩の特徴は、 @再結晶作用により、鉱物が平行に並ぶので、細かい縞状構造を示す。 薄く板状に剥がれる性質を「片理」と言います。 A再結晶するので、光沢をもった岩石が多い。 B高い熱や圧力を受けるので、化石を産出しない。 【接触変成岩】 貫入したマグマの熱によって変成したものを「接触変成岩」と言います。 この作用は、一般に、狭い範囲で起こります。 泥岩や砂岩から変成したものを「ホルンフェルス」、 石灰岩から変成したものを「結晶質石灰岩(大理石)」と言います。 【広域変成岩】 造山運動は広い範囲にわたって起こり、 その地下で、大規模な圧力や熱によって変成したものを「広域変成岩」と言います。 特に高い温度の下で変成したものを「片麻岩」、特に高い圧力を受けて変成したものを「結晶片岩」と言います。 結晶片岩は、中央構造線沿いに多いです。 「地面より下」に戻る |
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