シクロケイ酸塩
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(ケイ素):(酸素)= 1:3になるケイ酸塩は、 「シクロケイ酸塩」と「イノケイ酸塩」の2種類ありますが、 ケイ酸イオンが環状構造を成すものを「シクロケイ酸塩」と言います。 「シクロ」のスペルは「 cyclo 」なので、(サイクル)→(環状)という連想で良いでしょう。 【緑柱石】 ベリリウムを含むシクロケイ酸塩鉱物です。 宝石名としては「ベリル」。 ベリル自体は無色ですが、 ベリルにマンガンイオンが混じったものは、赤色に見え、「レッドベリル」と呼ばれます。 ベリルに鉄(U)イオンが混じったものは、青色に見え、「ブルーベリル」と呼ばれます。 「アクアマリン」という別名をもつ、3月の誕生石です。 ベリルに鉄(V)イオンが混じったものは、黄色に見え、「イエローベリル」と呼ばれます。 では、ベリルに、鉄(U)イオンと鉄(V)イオンの両方が混じったら、何色に見えるでしょうか? ・・・「青色」と「黄色」を混ぜると「緑色」になるから、緑色かな。 はいっ、その通り! 「グリーンベリル」です。 若干、黄緑色よりですが・・・。 ![]() 「グリーンベリル」より濃い緑色を示すのは、5月の誕生石である「エメラルド」です。 ベリルに、クロムイオン、あるいは、バナジウムイオンが混じっています。 【電気石】 熱すると電気を帯びるシクロケイ酸塩鉱物が「電気石」です。 「圧電効果」で注目されています。 結晶のきれいなものは「トルマリン」と呼ばれる宝石です。 10月の誕生石です。 「地面より下」に戻る |
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