塩素の酸化力
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塩素に酸化力があることを見出したのは、フランスの化学者クロード・ベルトレーでした。 当時のフランスは、革命前の絶対王政期。 植民地政策をどんどん推し進め、領土拡大をし、全世界にその勢いを知らしめていました。 貴族は贅沢を極め、ファッション業界をリード。 必要に迫られて、洗濯業界でも世界を引っ張っていくことになります。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 【漂白・殺菌】 (01)漂白・・・色などを取り除いて白くすることです。 (02)古来の漂白・・・衣類を広げ、太陽光に当てていました。 これが結構、時間かかります。 (03)衣類のシミ・・植物性の色素が大部分です。 (04)漂泊のしくみ・・・色素が持っている二重結合を切断すると、色素が分解されて、シミがなくなります。 (05)オゾン酸化・・・オゾンによって、有機化合物の炭素−炭素二重結合を切断する酸化方法です。 (06)反応機構@・・・モルオゾニドの生成。 (07)反応機構A・・・モルオゾニドの開裂。 (08)反応機構B・・・カルボニル化合物の反転。 (09)反応機構C・・・オゾニドの生成。 (10)反応機構D・・・オゾニドの開裂。 (11)殺菌・・・病原性を有する微生物や有害性の微生物を死滅させることです。 (12)殺菌剤・・・酸化剤は、微生物の細胞を酸化して、機能不全にします。 【塩素の酸化力】 (13)クロード・ベルトレー・・・1785年に塩素の酸化作用を見出したフランスの化学者です。 (14)塩素の酸化力(高2)・・・塩素が水と反応して発生する次亜塩素酸の性質に由来します。 (15)不均化反応・・・酸化数±0の塩素が、酸化数「+1」のものと、酸化数「−1」のものになります。 (16)次亜塩素酸塩・・・次亜塩素酸のままでは不安定なので、ナトリウム塩やカルシウム塩にして用います。 (17)チャールズ・テナント・・・1799年に「さらし粉」を発明したイギリスの化学者です。 (18)次亜塩素酸カルシウム(高2)・・・「さらし粉」の主成分です。 (19)次亜塩素酸ナトリウム(高2)・・・塩素濃度が高すぎる次亜塩素酸カルシウムの代用品です。 【クロラミン】・・・魚を飼うとき、水道水の水をそのまま使うのではなく、汲み置いたものを使うのは、なぜ? (20)クロラミン・・・窒素原子上に塩素原子をもつ化合物です。 3種類存在します。 (21)モノクロラミン・・・アンモニアに3つある水素原子のうち、1つを塩素原子に置換したものです。 (22)アンモニア・・・次亜塩素酸ナトリウムと反応してモノクロラミンになります。 (23)プールの臭い・・・モノクロラミンに起因します。 「鉱産資源の探求」に戻る |
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