ボーアの原子模型
|
|
原子核の発見により、原子の構造モデルとして、原子核の周りを電子が回っている状態が考えられたのですが、 ただ単に、電子が原子核の周りを等速円運動していることだけを想定すると、 古典物理学的な発想では不都合が生じました。・・・すなわち、以下のシナリオが考えられるのです。 円運動により加速度を得た電荷は電磁波を放射するので、エネルギーを失っていきます。 すると、円運動の軌道半径が小さくなっていくので、 やがて、電子が原子核に落ち込んでしまうことになる・・・。 この難題に解決の糸口を見出したのは、ニールス・ボーア(1885−1962)でした。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 (※)事前に、「プランクの法則」について学んでおくと良いです。→ こちら (01)水素スペクトル(高3)・・・天文学において、水素の存在を調べる方法として重要です。 (02)ヨハン・バルマー(1825−1898)・・・「バルマー系列」を発見しました。 (03)バルマー系列(高3)・・・水素スペクトルのうち、可視光線の領域にある4本の線です。 (04)ヨハネス・リュードベリ(1854−1919)・・・バルマー系列+αの解析を行いました。 (05)リュードベリ定数(高3)・・・解析の結果、普遍定数があることに気付きました。 (06)ニールス・ボーア(1885−1962)・・・「ボーアの原子模型」を考えました。 (07)ボーアの原子模型(高3)・・・「リュードベリの公式」と“量子の概念”を考慮した模型です。 「量子論」に戻る |
|
|