分配関数

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コイン1枚を投げると、表か裏の2通りです。

コイン2枚だと、それぞれが表裏の2通りずつなので、合計2×2=4通りですが、

見た目は、@2枚とも表、A1枚表で1枚裏、B2枚とも裏の3通りです。

ということは、@〜Bのどれかが重複しており、この場合は、Aに2回の重複があります。



コイン3枚ではどうでしょうか?・・・2×2×2=8通りが、

@3枚とも表、A2枚表で1枚裏、B1枚表で2枚裏、C3枚とも裏の4通りに分配されています。

この場合は、AとBに3回ずつの重複があるのです。



コインの例の場合、全部が表、あるいは、全部が裏というケースは稀で、

通常、何枚か表で、何枚か裏というのが自然な状況でしょう。

このように“自然な状況かどうか”は、“重複度”という指標で測れるのです。



学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。

「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。

自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。

カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。



(※)事前に、「陰関数微分法」について学んでおくと良いです。→ こちら

(01)
組合せ(高1)・・・A、B、Cから2つを選ぶ場合の数は3通りです。

(02)
順列(高1)・・・A、B、Cから2つを選んで並べる場合の数は6通りです。

(03)
同じものを含む順列(高1)・・・3個のA、2個のB、1個のCを並べる場合の数は60通り。

(04)
ジェームズ・スターリング(1692−1770)・・・「スターリングの公式」を考案。

(05)
スターリングの公式・・・統計学で「二項分布」から「正規分布」を導出するときにも使用。

(06)
最大確率の分布(ステップ1)・・・「スターリングの公式」を利用します。

(07)
最大確率の分布(ステップ2)・・・「ラグランジュの未定乗数法」を利用します。

(08)
ガンマ関数・・・「広義積分」について学びましょう!

(09)
最大確率の分布(ステップ3)・・・「ガンマ関数」を利用します。



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