数列の極限
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突然ですが、問題です! 「S=1−1+1−1+・・・」の値は、いくら? ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 【数列の極限】 (※)事前に、「数列」について学んでおくと良いです。 → こちら (01)無限数列(高3)・・・項が限りなく続く数列です。 (02)収束(高3)・・・項の番号を限りなく大きくするとき、一定の値に限りなく近づく状態です。 (03)極限値(高3)・・・無限数列が収束するときの、その一定値です。 (04)発散(高3)・・・収束しないときで、3種類に分けられます。 (05)正の無限大に発散(高3)・・・n → ∞で、第n項 → ∞。 (06)負の無限大に発散(高3)・・・n → ∞で、第n項 → −∞。 (07)振動(高3)・・・収束しないで、かつ、正の無限大にも負の無限大にも発散しない状況です。 (08)極限の性質(高3)・・・成り立つための前提条件である「元の数列が収束する」が非常に大事です。 (09)はさみうちの原理(高3)・・・直接攻めることが難しいときの、間接的な攻め方です。 【無限級数】 (10)等比数列の極限(高3)・・・公比の値によって、状況が異なります。 (11)−1<公比<1なら・・・0に収束します。 (12)公比=1なら・・・初項に収束します。 (13)公比>1なら・・・無限大に発散します(正の無限大か、負の無限大かは、初項の符号に依ります)。 (14)公比≦−1なら・・・振動します。 (15)無限級数(高3)・・・「和」を直接出せないので、“部分和の極限”という方法を採ります。 (16)無限級数が収束なら・・・第n項は0に収束します。 (17)逆は不成立・・・第n項が0に収束しても、無限級数が収束するとは限りません。 (18)無限等比級数(高3)・・・収束条件が「等比数列の極限」とは異なるので、注意しましょう! 【ε−N論法】 (19)ε−N論法・・・高校数学では証明なしに使っていた(08)や(09)を証明します。 「二重らせん」に戻る |
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