錬丹術
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「元素の周期表」を見ると、大雑把ですが、左側に金属元素、右側に非金属元素が位置しています。 一方で、「地図上の方角」は、北を上にするルールがあるため、左側が西、右側が東になっています。 元素の周期表と地図上の方角で、ともに右側にくるのは、「非金属元素」と「東」。 “語呂合わせ”ということになるか分かりませんが、 人類史において、ヒトが非金属元素と出会ったのは、東アジアなのかも知れません。  学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 【中国のはじまり】 （０１）ユーラシア大陸の東部地域（中１）・・・「東アジア」と言います。 （０２）東アジア（高２）・・・最も早く農耕社会の段階に入ったのは、中国です。 （０３）黄土平原（高１）・・・「レス」とも呼ばれます。 （０４）更新世末期・・・強い北西風により、ゴビ砂漠の黄色い砂塵が華北に運ばれ堆積し、黄土平原を形成。 （０５）氷河期の後・・・河川（黄河）が深い谷を削り、下流に沖積平野を形成。 原始農耕文化が生まれた。 （０６）仰韶文化（高２）・・・紀元前５０００年頃、黄河中流域を中心に興った文化です。 （０７）夏（高２）・・・伝説によると、中国最古の王朝です。 【古代中国】 （０８）竜山文化（高２）・・・紀元前３０００年頃、黄河下流域を中心に興った文化です。 （０９）殷（商）（高２）・・・紀元前１６世紀頃、他の都市国家を従えて、建国しました。 （１０）周（高２）・・・紀元前１１世紀頃、殷を滅ぼしました。 （１１）東周時代・・・紀元前７７０年、周は都を攻略され、東方へ移動しました。 （１２）春秋時代（高２）・・・東周時代の前半（紀元前７７０年〜紀元前４０３年）に相当します。 （１３）戦国時代（高２）・・・東周時代の後半（紀元前４０３年〜紀元前２２１年）に相当します。 （１４）戦国の七雄・・・「韓」「魏」「趙」「秦」「斉」「燕」「楚」の７国が勢力争いを繰り返しました。 （１５）キングダム・・・この時代を描いたコミックです。 アニメ・映画にもなっています。 【錬丹術】・・・中国の道教には、服用すると仙人になれるという霊薬「仙丹」を作る「錬丹術」があります。 （１６）諸子百家（高２）・・・東周時代に排出した学派や書物の総称です。 （１７）背景・・・戦国の各君主が、富国強兵のために、人材登用を募りました。 （１８）老子（高２）・・・中国の春秋戦国時代の哲学者で、「道教」を開きました。 （１９）道教（高２）・・・中国の三大宗教の１つで、仙丹を作る「錬丹術」の教えがあります。 （２０）錬丹術・・・道教にある、服用すると仙人になれるという霊薬「仙丹」を作る方法です。 （２１）仙丹・・・原料は、辰砂です。 （２２）辰砂・・・中国の辰州（現在の湖南省）で採れる鉱物で、主成分は硫化水銀 HgS です。 （２３）硫化水銀・・・加熱すると、水銀と二酸化硫黄が生成します。 （２４）水銀−硫黄説・・・辰砂の様々な色は、水銀と硫黄の比率の違いによるものである、という考えです。 （※）この「錬丹術」がヒントになり、「硫酸」が誕生しました。 → こちら 「酸と塩基」に戻る |
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