秦野盆地湧水群 (はだのぼんちゆうすいぐん)は、神奈川県西部、秦野盆地に見られる湧水群のことであります。1985年1月に環境庁(現環境省)により「全国名水百選」の1つに選ばれました。この秦野盆地は北側と西側は丹沢山地、南側は渋沢丘陵、東側は弘法山に囲まれた盆地です。丹沢山地から流れ出る、水無川と金目川の扇状地になっています。秦野盆地の地下水は、箱根の芦ノ湖を上回るほどの水量を有し、扇端部に湧水が多く湧き出しています。尚、1989年1月に湧水の代表的な地点である「弘法の清水」が、塩素系有機化合物テトラクロロエチレンに汚染されていることが週刊誌の報道で判明したため、秦野市は同年10月に専門家で構成する地下水汚染対策審議会を設置しました。そして、翌年に地下水汚染対策の専従班を組織して、1991年から市内の事業所を対象に敷地内調査を開始しました。1994年1月、全国初の「地下水汚染防止及び浄化に関する条例」を制定しました。また、汚染物質の除去を地下水の自然循環にまかせたのでは、浄化までに莫大な時間がかかるため、地下水を人工的に吸い上げ、汚染物質を除去して再び地下に戻す「人工透析的装置」を開発して、2002年には水道水質基準を達成し、2004年1月1日に「秦野盆地湧水群」の名水復活宣言を行いました。秦野盆地湧水群は、金目川や葛葉川、四十八瀬川、水無川一帯に点在する21ヶ所の湧水場所があるというが、全体的に湧水の量は市街化の影響で減る傾向にありますが、下記の水汲み場は水量も多く申し分ないところですが、一部の水汲み場は眺めるだけの場所と湧水ではない場所もあります。尚、各水汲み場とも半プロらしき方が大量のポリタンクを持参して水汲みをしている時は何十分も待たされることになります、半プロ(プロかも?)は、土日を避け、平日に汲みにきてほしいものです。なお、各水汲み場は名水百選に指定されるだけあって“おいしい水”です。

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秦野盆地湧水群 22ヶ所

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