当店は、1988年に割烹料理の店として、ここ 岡崎・聖護院にオープンしました。 京都の岡崎と書きましても、はっきりと場所のイメージが湧かないかもしれませんね。 祇園 八坂神社から北へタクシーで5分とかからない位置になります。聖護院は、聖護院大根や 聖護院かぶらの名で聞き覚えがありませんでしょうか? 今でこそ住宅の立ち並んだ景色となっていますが、元々は自然に恵まれた土地で、 私の立つカウンターの先には鴨川が流れ、背には比叡山がなだらかな稜線を映し出しております・・・ そんな中、私の心のなかにずっと掲げていることばがございます。それは、『京人料理』。 全国各地に“美味しいもの”はありますが、とりわけ京都は長らく都であったことに由来する伝統・文化が 多岐に亘って存在し、そういったなかでの人と人の関わりが料理に彩りを添えているのです。 わたしは、京都で生まれ育ち、いろんな分野の方々と接して、たくさんのお話をさせていただくうちに 「あ〜 ほんまに京都はええなぁ〜」とつくづく感じる世代になりました。 コンビニやネットでの買い物がそうである様に、黙っていても何とかなる今のご時世。 でも、ちょっと背伸びをしてコミュニケーションしませんか。 それが、割烹料理の醍醐味であり、京人料理の楽しさでもあります。 ひるどきにお出ししております【タンシチュー】や【ハヤシライス】 、また【鴨鍋】といったものも、割烹の入門として、 気楽にお楽しみいただければとの思いからお出ししております。 お近くへお越しの際はぜひご来店ください。 心よりお待ち申し上げております。 皐月 鴨弘店主