ヘルパー2級が消滅!?
ヘルパー2級を含めた、ヘルパーの資格(ヘルパー1級、2級、3級)が消滅するという話は、介護業界で働いている方なら、一度は耳にした事があるかもしれません。この話、実際のところはどうなのでしょうか??
結論から言うと、あさくらが色々なサイトなどを調べたところ、消滅する事が決定した訳ではないですが、将来的に消滅する方向であるようです。
次回の介護報酬の改正の際に、ヘルパー2級の資格が減算又は廃止の方向で検討されているようです。「減算」とは、つまり介護事業所にヘルパー2級しか保持していない職員がいると、その人数分だけ介護報酬が減らされるという事です。つまり、ヘルパー2級しか保持していない職員がいると、介護事業所の経営は苦しくなるわけです。
将来的には、介護職につく為の、最低条件は介護福祉士の資格を保持している者になるようです。
あさくらが考えるに、介護職につく為の最低条件を介護福祉士にする事は、すぐにはできないと思います。慢性的な職員不足である介護業界で、ヘルパー2級のみの保持者を介護職につけないようにしてしまうと、失業の問題だけでなく、介護を受けられなくなる老人・いわゆる介護難民が多数発生しかねません。
ですから、上記の内容を実行するにはそれなりの期間が必要になり、それほど短期間では実行はされないのではないでしょうか。今現在、ヘルパー2級の資格を取得しようとしてる人も、ヘルパー2級の資格取得が無駄であるとも思いません。
ただ、介護業界で働く人は、できるだけ早い段階で介護福祉士の資格を取得した方が良いのは言うまでもありません。
今回、このような動きがあったのは、介護職の地位を向上させる事が目的のようです。現在、介護職の地位は決して高くないのは、給与面を見ても明らかです。ですから、介護職の最低条件を国家資格の介護福祉士にする事によって、介護職の専門性と地位をあげ、介護報酬を上げる事を世間に納得してもらおうという事のようです。
それにより、介護職の給与を含めた、待遇面を改善していこうという事のようです。
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