裏方 その3

ここはチェコの作曲家:マルチヌーのページの舞台裏です。

2002/3/21 thu
・昨日の20日、中村敏彦さんのコンサートに行った。オール・マルチヌー・プロだということで多いに期待したのだが、残念なことに中村さんは不調だった。マルチヌーはもっと色彩が豊かで、しかも早いペースでころころと色が変り、リズミックで生きる喜びに満ち溢れ、キラキラしていないといけない。なのに全く生彩を欠いていた。残念なことに中村さんは不調だったのでした。以前にマルチヌーのエチュードとポルカを全曲弾かれたときは、彼の持ち味である柔らかで繊細な音色でマルチヌーを軽やかに弾きこなしていらしたことを思うと、どうしちゃったの?と思わずにはいられなかった。リトルネッロや3つのチェコ舞曲などは、音の動きが速い上に細かくて、指先にとっては大変にトリッキーなのだが、あのくらいは曲が好きになって音楽の行方なり理屈がわかってくれば、指先は音を再現できてくるもの。楽譜を読み違えているのではなか、と思うようなテンポの設定も解せないところだった。中村さんは最後まで好きになれなかったのだろか。それにしたって、好きになるにも心身ともに万全でないといけない。何にしろとにかく不調だったのだ。まあしかし、あれだけの不調でひとつのコンサートを乗りきるは大変にきついことである。ご苦労さまでした。。またいつか彼本来の音で、オール・マルチヌーを聞かせてほしいと思っている。期待してますよ。敏さん!
2002/3/14 thu
マルチヌーの年表を加えた。会員である椨木氏のHPへのリンク:英国、元BBC放送アナウンサーでチェコ音楽愛好家・研究家のパトリック・ランバート氏製作の年表からの訳。
2002/3/2 sut
・「20世紀前半のチェコ音楽 その1」のお知らせ。

2002/2/26 tue
第7回マルチヌー・フェスティヴァル報告!マルチヌー協会会員への報告書より抜粋。

12/7(金) 2001年マルチヌー財団コンクール優勝者によるコンサート

 ピアノ・トリオと弦楽四重奏

12/8(土) 2000年マルチヌー財団コンクール優勝者によるコンサート
       ズデンカ・ポドハイスカーさんに捧げられる
        * チェロと室内楽のためのソナタ・ダ・カメラ H.283
        * M.ラヴェル ヴァイオリンとオーケストラのためのツィガーヌ
        * B.マルチヌー ヴァイオリンとオーケストラのためのチェコ・ラプソディー  H.307(オーケストラ版イジー・テムル編曲:世界初演)
        * B.マルチヌー ピアノ・トリオと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ  H.232

        * I.ストラヴィンスキー プルチネルラ

この日私はひどい頭痛のため、コンサートには行かれなかったが、ソナタ・ダ・カメラのチェロがとても美しかったという評判である。チェコ・ラプソディーについては、IBMSの会長による編曲者へのインタビュー記事が2002年のニューズ・レター第1号に掲載される。

12/9(日) マルチヌーと
        * B.ブリテン 3つのディヴェルティメント
        * B.マルチヌー 弦楽四重奏第5番 H.268
        * B.マルチヌー 弦楽四重奏第4番 H.256

        * W.ウォールトン 弦楽四重奏イ短調
        エンペラー四重奏団(イギリス)

・B.ブリテン:元のタイトルはGo Play, Boy Playで、5楽章書くつもりが3つになり、それぞれ、Physical Training、At the Party, and Raggingだったという。その後演奏されたのが気に入らなくて、書きなおし、3つのディヴェルティメントになったという。はじめて聴くし、あまり印象にも残っていないが、どうだったのだろう。

弦楽四重奏第5番:2楽章のアダージオは音の移り変わりが緊張感を伴ったまま美しく、特に最後のppはが印象に残った。3楽章は明るい音の不協和音が冴えていて、ppのトレモロの拍感がチェコ人のとりかたと違い、興味深かった。エキサイトして拍手が起こりそうな3楽章の最後だった。4楽章はレント・アレグロ・モデラートに分かれるが、アレグロで第1ヴァイオリンとチェロのハモリが美しい。モデラートの最後はべっとりした低音・重厚な響きで終わった。各楽章を通じてコントラストがはっきりしていて、なかなかの好演だった。

・弦楽四重奏第4番
:できる限り歌う、というマナーでまとめられている。楽器が良く鳴っていて、聴いていて気持ちよい。3楽章冒頭のヴィオラのソロが美しい。その後のヴィオラへの他の楽器の絡みを演奏家たちが楽しんでいる様子がよく伝わり、面白かった。

・W.ウォールトン:フーガが古典的な動きを見せ、符点とシンコペーションがアクセントとなった1楽章。全体的にものすごく速い。符点を含んだトレモロがスリリングな2楽章。ヴィオラのメロディーが美しい3楽章。よくまとまり、高い緊張感を保ったまま疾走するような演奏だった。

しばしば、自国の作曲家の作品を弾くときには、さあ、自分らの国の曲だ!という意気込みが見えるというか、水を得た魚のように急に生き生きしだしたりするのを目にするが、ブリテン、マルチヌー、ウォールトンと、全然変る様子もなかったのが、新鮮だった。


12/10(月) ネオ・クラシック音楽
       
* I.ストラヴィンスキー アポロン・ムサゲーテ(バレエ組曲)
        * B.マルチヌー フルート、ヴァイオリンと室内オーケストラのためのコンチェルト H.252
         * B.マルチヌー 室内オーケストラのためのトッカータと2つのカンツォーネ H.311

         シャロン・バゼリー(イスラエル):fl 
         ボフスラフ・マトウセク:vl
         プラハ・フィルハーモニー管弦楽団&J.ビエロフラーヴェク 

ストラヴィンスキーは何か退屈だった。部屋が響きすぎるのか管と弦のバランスが悪いように思えた。フルート、ヴァイオリンと室内オーケストラのためのコンチェルトは面白かった。イスラエルから来た女性(少女の言う感じの)フルーティストはB.マトウシェクの半分くらいの背格好しかないのだが、最初から乗りが良く、その様子に次第にマトウシェクも乗せられてきた、という感じだった。ハイ・テンポなデュオも呼吸もピタリとあい、最初から最後まで緊張感に満ちたスリリングな演奏に拍手喝采。室内オーケストラのためのトッカータと2つのカンツォーはまたもやバランスが悪く、聴き辛かった。ことに第1カンツォーネのピアノ部分が大き過ぎ、折角の盛り上がりが聴かせられず残念。でも第2カンツォーネはなぜかまとまりを見せ、なかなか良かった。

12/13(木) ファイナル・コンサート
        * B.マルチヌー ラプソディー-アレグロ・シンンフォニー H.171
        * B.マルチヌー 2台のピアノと弦楽のためのコンチェルト H.292
        * B.マルチヌー 交響曲第4番 H.304

        チェコ・フィル&トーマス・サンダリング

ラプソディー-アレグロ・シンンフォニーを私は初めて聴いた。まずブラスで始まる。不協和音で動くラミレドファ。弦とプラスががんがん鳴って、祝典曲みたいな作りである。途中、ファゴットとクラリネットのソロが美しかった。2階最前列の一番に右に座ったせいか、弦と管がバラバラに聞こえてきて、いいのか悪いのかわからない感じだった。。2台のピアノと弦楽のためのコンチェルトはピアニスト2人が音も美しく、良く弾いているのだが、弦の人数が多すぎるのだろう、かき消されそうでちょっと残念だった。ハルプライヒ氏は、同じ理由で、あれじゃ弦が重過ぎる、ビエロフラーヴェクのを聴いたときはとてもよかったのに!と怒ってしまい、休憩の間に指揮者に文句を言いに行った。2台のピアノのための3つのチェコ舞曲とそっくりな部分があり、興味深い。交響曲第4番はどこも悪くはないが特に良くもない、という印象。あっさりと上品にまとまっていていいのだけれど、不満が残った。

今夜の指揮者:トマス・サンダリングは、レニングラード・フィルの指揮者の息子として、ペテルスブルクで生まれ育った。24歳にしてハレ・オペラ劇場の監督に主任している。その後ゲヴァントハウス管弦楽団などの東独のオーケストラや、その他ロイヤル・ストクホルム、オスロ、ロンドン・フィルなど、世界各国のオーケストラを指揮してきている。

と、このような感想でした。
毎年すばらしい印象の残るフェスティヴァルですが、今年は少々違ったものがありました。
同じ人々が運営しているのですから、年により、いろいろなことがあるでしょう。来年もまた期待します。

先にも言いましたが、この模様は、2002年3月発行予定のIBMSのニューズ・レターに載せられます。
そして、当マルチヌー協会についての紹介文も掲載される予定です。⇒ IBMS(国際マルチヌー協会)へ入会のお誘い

2001/11/28 wed
・25日の例会で最新ヴィデオ「マルチヌーとアメリカ」を見て思ったことは、マルチヌーは本当に愛すべき人なのだ、ということ。音楽にもそれが出ているので、弾く人は思わず引き込まれ大好きになるのではないだろうか。先日のアーティス・アンサンブル・シュツットガルトの方々もそうだったのでは? 人となりが表れた音楽はわかりやすくのめり込みやすいように思う。だからバルトークはアメリカで受けなかったのだったりして。もちろん大事なのは音楽であって楽譜を離れた人物はあまり関係はないはずだけれど。
・HP製作用のソフトが調子悪くていけない。けったいな具合にタグが入ってしまい、文章がぎざぎざになってしまうのだ。わざとしたデザインみたいで苦笑するのだが、何度もそうなるので、疲れてしまった。なんでそうなるのか、知ってる人、教えてください。


2001/11/23 fri
・21日にアーティス・アンサンブル・シュツットガルトの演奏を聴いた。目玉はマルチヌーのピアノ四重奏第1番。最初のモーツァルト/ピアノ四重奏曲ト短調K.478は 最初だったせいかあまりピンとこなかったが、マルチヌーにきたら急変したように音楽がのびのびとしてきた。ピアニストの渥美さんがマルチヌーの暖かくて可愛らしい人となりを思わせるような、控えめで上品な音で弾いていたのがよかったと思う。アンサンブルもすごくうまくて、技術はもちろんのこと、マルチヌーをよく理解しようとし、そして好きになったのだな、というのが伝わってきて、マルチヌー・ファンとしてはとても嬉しい演奏だった。渥美さんとのピアノでヴァイオリン、チェロ、それぞれの楽器のデュオ作品を弾いていただきたい。
・主催者の
きっぽさんは彼らのCDのこの曲を聴いて、ぜひ日本に呼びたいと思ったとのこと。他でもないマルチヌーなので話を聞いたこちらとしても、何もできないながら力が入ったが、それにしても個人で呼んでしまったなんて、すごい情熱だと思う。ご苦労様でした。

2001/8/26 sun

・国際マルチヌー協会のニューズ・レター最新号まで目次を紹介。

2001/8/3 fri
・あろうことか、DETVAの簡略報告を載せるのを忘れていた。こういうことが起きるのは私が浮気をしているせいです。何に浮気をしているかは、そのうちマルチヌーと結びつけて告白しますので、それまで見逃してください。
・1999年7月にブレゲンツ音楽祭で最初演された
オペア『ギリシャ受難劇』第1稿のCDがKOCHから出ていて日本でも入手できる。CDショップで4980円ほど。アマゾンでならもっと安く買える。
・IBMSのニューズ・レター第2号が配布された。今回は1999年マルチヌー・フェスティヴァルの記録CDが付いている。内容はSinfonia concertante No.2 H.322、Serenade for Chember Orchestra H.199 (con. Christopher Hogwood&Prag Filharmonia)とSonata for Piano H.350

2001/7/15 sun
Detvaフェスティヴァル第3日目
・朝から舞台裏で撮影。真上から照りつける太陽に好き放題に焼かれていたら脳みそが黒焦げになってしまう。日本では熱中症で倒れる人がいると聞いたが、ここに来ている人々が倒れたという話は聞かない。やはり体の規格が違うに違いない。私は水分不足で頭痛がひどく、やはり日本人なのだなと痛感した。午前中の子供のパフォーマンスだけでギヴ・アップ。もう1000枚近い写真を撮っているので満足することにした。写真付きの詳しい報告はまた後ほど。

2001/7/14 sat
Detvaフェスティヴァル第2日目
・ものすごく暑い。今年のメインはダンス・グループDetvaとMarinaの30周年記念パーフォーマンスだ。でもどちらのグループも互いの地方の衣装を来て踊るのでどちらのグループだったか見分けがつかなくなる。

2001/7/13 fri
Detvaフェスティヴァル第1日目
 街にフォークソングが流れ、お祭りらしくなってきた。そろそろと人が文化会館に集まってきて、あちこちでやぁ久しぶり!と握手する姿が見られる。恐ろしく陽射しが強く、初日に相応しい雰囲気。

 98年のDetva・フェスティヴァル以来の助っ人ミラン・ルスコ氏が事務所に連れてってくれ、どこから来たか言いなさいという。98年には日本TVから来たと勝手に紹介され汗をかいたので、日本スロヴァキア協会からということにした。私は協会員なのでこれなら本当に聞えて安心である。ジャーナリストの名札をもらい、さて、と腕まくりをする。

まず小さな部屋に人が集められ、楽器作りの名人が10人ばかりフォークソングを披露した。名人中の名人T.コブリーチェク氏ももちろんいる。ひどい腰痛に悩まされているのだそうで、立っているのがきつそうだ。今夜の出番が心配である。

 カナダに移住したスロヴァキア人カメラマンのオンドレイ・ミハルに会った。HPの写真と同じ顔なので懐かしい気が。アシスタントと称するガール・フレンドを紹介してくれた。



2001/6/12 tue
民俗音楽・ダンスのページにスロヴァキアの情報HPを追加。
・スロヴァキア系カナダ人のカメラマンとネット上で知り合う。Raslavice(東スロヴァキア。ウクライナの文化圏)のフェスティヴァルに取材にいくのだそうな。
有名ではない小さな村ですばらしい舞踊祭が催されているのだ。今年はフォルクロール・レポートの招聘で東スロヴァキアのジェレジアル、西スロヴァキアのドゥルジュバの2つのダンス・グループが公演をしたので、同主催の舞踊祭ツアーはいつもの1.5倍の参加者であるという。彼らもまたHelpa村という中央スロヴァキアの小さな村のお祭りをめがけて行く。私もどこかに行きたい。想像するとじっとしていられない気分になってくる。カラッとさわやかなスロヴァキアの空の下、これから始まる、という期待感がわくわくと膨らむ。。

2001/5/29 tue
チェコの少女合唱団「イトロ」を聴いた。1973年にフラデツ・クラロヴェーを本拠地として活動していて、比類ない徹底した教育メソッドの持った合唱団として世界から注目を集めている。予備過程を含めると500名ほどの生徒が練習に励んでいるという。今回舞台に上がったのはその中の30名。

東京芸術劇場なのでわざわざ3階まで上って聴いた。遠いので細かくは見えなかったが、少女とは言えかなり大人っぽく見えた子たちはいくつなのだろう。
児童合唱団と違い、大人になりきる一歩手前の声なので、少々空気の音が入るというか、息っぽく聞こえるあたりが、思春期の不安定さと魅力を同時に感じさせた。そんな様子を真っ赤なジャンパースカート(日の丸みたいな赤)で包み、体を揺すって懸命に歌う。生々し過ぎるとさえ思ったが、官能と感情の最良のエッセンスをぎりぎりまで表現しようとする気迫が感じられ、チェコらしいと思った。(・・と思うのは私だけかもしれないけれど。女の子に赤いものを着せるのなんて単純な思いつきでしょうから。。)

グレゴリオ聖歌を歌いながら静かに登場する。ペルゴレージあたりまでは声が定まらない感じだったが、3つ目あたりから次第に本来の調子を取り戻したようだった。

まず何に驚いたかというと、アルトの安定した低さと厚みである。#Fくらいまで出していたか、男声かと思うような太くてしっかりした声だった。大柄な少女たち(女性に見えた)が歌っていたが、やはり体のサイズが問題なのですね。

それからあまり音を伸ばしすぎない、先へ先へといくやり方。チェコの器楽的な。合唱の場合、余韻を残すのに割合フレーズの最期は伸ばし気味にすることが多いように思うが、そうはしなかった。場合によってはかなり端折ったりする。これって普通? お蔭で音楽がスリリングなくらい生き生きと聞こえた。

指揮者のイジー・スコパル(合唱指揮者であった父の指導を受け、フラデツ・クラロヴェー教育大学で教鞭をとっており、1977年からイトロの音楽監督、識者を務める。)の音作りは、個々の声部の音量を段階を追って違えていて、音のバランスを数学的・立体的に処理した構築性を持つようだった。

作る側はそれで整理がつくが、歌う方は自分の役割を十分にわきまえなければならない。そうした上で全体の中に溶け込む自分を感じながら歌う。30人ほどなので、ソロが入ってくる場合、小人数ごとに違う役割が与えられる。当たり前だが、暗譜なので楽譜を見ない。全部覚えているのだ。相当に高い技術であると思う。独特な教育法というが、どのように体感・記憶させるのか、興味のあるところである。しかも、よく訓練されているのに没個性にはなってない様子で、それぞれの個性の良い点だけをとりだし、全体をひとつにしているようだった。若いうちにこれだけの音楽体験をしている少女たちはどんな大人になっていくだろう。

特に印象に残ったのはI.フルニークの「泉」という曲。三和音が2度移動する音型なのだが最初の和音が係留する。三つの音の重なりが次に移行しても前の音が残っていて、要するに6つのつながった音(例えばドレミファソラ)が同時に鳴る。このやり方よ。2度違いの2つの三和音を重ねるのはフルニークの他の器楽曲にも見られる独特の手法なのだが、合唱で聴くとあたかも残響時間の長い教会で聴いているような感じがし、なんとも神秘的ですばらしかった。

ドヴォジャークの「ラルゴ」。あの有名なメロディーに入るまでの前起きがハミングでくると、ホルストの惑星みたいに聞こえ、おかしかった。声だとああなるのですね。厚みのある暖かい響き。上行するところで少々力み気味だったけれど、最期に音がなくなったとき、観客にも身じろぎさせない完璧な沈黙を作った。
その後、はい、からだ楽に~と指揮者がジェスチャーで伝えていたのが微笑ましかった。

また聴きたい。CDもEMI、スプラフォンから多数出ています。


2001/5/24 thu
聖フランチェスカ教会のフレスコ画のページを復活させる。
・ずっと前にヨーロッパ・ポルノとか書いたのを検索エンジン用のロボットが探し出して、ヨーロッパ・ポルノのページに載せられているので、そちら方面を見たい人からこの「裏方」へのアクセスが増えている。ヨーロッパ・ポルノのファンはヨーロッパの人の演奏と日本人の演奏の違いをどのように感じるのだろうか。釣りのサイトからも来る。マル
チヌーなので。このようにしてページを宣伝していく方法もあるのかと思った。なんにしても更新せねば。。
・マルチヌーの最初のオペラ「兵士と踊り子 H.162」(1926-7)のCDを聴いた。5月25-26日に開かれるマルチヌーの作品全集の第1回製作会議への参加者に配られるCDが送られてきたもの。この仕事の早さよ。去年の12月に初めて舞台を見たときには単なるドタバタ劇にしか見えなかったが、こうして聴いてみると、「ジャズ組曲 H.172」(1928)や「キッチンのレヴュー H.161」(1927)に見られるジャズの手法やメロディー・ラインが見られ興味深い。パリではよっぽど楽しかったのだろうか。ふざけてるとしか思えない音の使い方も愛しくなってくる。。
・シュワンクマイエルの映画を見たが、ズデニェク・リシカという作曲家の音楽が面白かった。初めて名前を見たが、シュワンクマイエルの持つ絶妙な間合いを効果的に演出している。ただ「コストニツェ(納骨堂)」は案内のおばさんの声が入っているものと、リシカの音楽が入っているものの2ヴァージョンあるようだ。音楽入りだとおばさんの案内はないのだろうか。
新宿シネマ・カリテ 6/1まで

2001/4/23 mon
・家のまわりの色模様も青とピンクから青と緑に変わった。夏になっていくのですね。
壁紙を変えた。そういえば昨日インデックスの壁紙を変えた。

2001/4/14 sat
・インターナショナル・マルチヌー協会のページのやりなおし。
・インターナショナル・マルチヌー協会のニュース・レターの第1号が来た。当たり前だがこれほどマルチヌーが満載されている情報誌はない。マルチヌー・ファンの方、早くご
入会なさってください。

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