タムラマの【ピアノ・和音・転調】独習法


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   Fig.5b 全音符と各音符との時間の長さの対比

この楽譜は、前ペ−ジのFig.5a と同じものです。音符が各種記されています。
音符 (および休符)の1個1個は、響かせる「その音の時間の長さ」を意味します。
同時に それらは、 「他の音符との響かせる時間の長さの比」、を表しています。
楽譜は左から右へと時間の流れ長さを意味し、各小節が同一の時間長さです。

そのうえで上記@、A 各譜の下段の全音符()を例えば4秒間の音、とします。
すると他の音符の時間長さは下表の通り。
注:がいつも4秒間とは限りません。 

呼称   全音符  二分音符  四分音符  八分音符 十六分音符   三十二分音符
記号             
1個の時間  4 (秒) 2 (秒)  1(秒) 1/2(秒)  1/4  1/8 
釣合う音符数  1個  = 2個  = 4個 = 8個  = 16個  = 32個 
A譜の左の小節は、全音符1個に対し、十六分音符が16個でバランスしています。
中央の小節は、全音符を1個に対し、三十二分音符が32個でバランスしています。
ということは、左手で全音符を1回だけ鍵盤を叩く間に右手は十六分音符を16回、
三十二分音符なら32回叩く、でバランスしている (=同じ時間)を意味しています。

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