タムラマの【ピアノ・和音・転調】独習法


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 どの指を使ってピアノを弾くか は、叩く音の音符の近くに下記の数字で示します。両手とも
「親指が1」、「人差し指が2」、「中指が3」、「薬指が4」、「小指が5」、
です。
解説の必要に応じて左手の場合は例えば L3, 右手の場合は例えば R4、
と記す場合もあります。



[解説]初心者がピアノ練習に入るまえの留意事項
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全体に手の甲が平たくまっすぐ伸びきった状態で鍵盤を叩かないこと。テニスボ−ルと
か卵を、そ-っと抱えたような感じの形態にならねばなりません。場合により指の爪が
 直角に鍵盤を叩くというような状態にさえなります。したがって爪が伸びていてはピアノ
 練習は不可です。このこと常にご留意ください。いつの間にかそれが 「癖」になります。
Aオルガンやエレクト−ンを存分に修練を積み上達し、いずれその後にピアノの練習に入
るという練習行程は当筆者は推奨しません。その逆ならかまいませんが…。オルガン
やエレクト−ンは、鍵盤を「指で押し込むまたは軽くなでる」ような感じで弾きます。
指先による力の投入がピアノよりはるかに少なくてすみ、弾きやすいのです。これらを
長年練習をつづけましても「ピアノを弾く」 に必要な
指で叩くという運動機能」
養成されません。オルガン、エレクト−ン、ピアノの3種は、鍵盤楽器という点で同じ範
疇にありますが、表現する「音楽世界」もそれぞれに異なるだけでなく、演奏に要求さ
れる 「運動機能」 もそれぞれに異なります。「ピアノ」を目指すのであれば、最初から
ピアノの練習に入りますように、と推奨します。
なお、近年は電子ピアノが非常に進歩してきております。タッチ (touch) のフィ−リング
も、従来ピアノに非常に近いものも市販されております。これによる練習を積み上げて
従来ピアノ(いわばアナログピアノ)に切り替えるのであれば、さほど問題はないでありま
しょう。ただしメ−カ−各社はグレ−ドを幾つか出しておりますので、その選択は要注意
(品質、性能各種あり)です。


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