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一期一会

Every occasion of extending hospitality to another person is a particular occasion never to recur in one's lifetime, so one should try to make the occasion perfect.

  ようこそ
 今の時代、インターネットは欠かせない道具となった。様々なホームページが開設され、リンクされたホームページを辿りながら、ちょっとした調べ事から学術論文の閲覧まで、大半の事を知ることができる。本当に便利な時代になった。そして、その膨大なホームページを生み出している人々の、労をいとわない努力に驚くばかりである。この世にインターネットを生み出した人達は、今の時代の様相を予想していたであろうか。
 生まれて半世紀が過ぎ、遅ればせながら、私も、自身のホームページを作ってみようと思い立った。しかし、マニュアルをめくりながら実際に作り始めてみると、これが大変な作業である。ホームページのタイトル、取り上げる記事の内容や掲載する写真の選定、それらの構成と配置、ページや文字のデザイン、配色等、悩むことばかりである。今まで他のホームページをさらっと見ていた時には気付かなかった様々な技術や作者の感性、豊富な内容というお手本をあらためて見直してみると、気軽な気持ちで、数日もあれば完成できると考えていた甘さは一遍に吹き飛んでしまった。ウェブデザイナーという職業があるのも納得できた。読み手を引き付けるページから作者の感性が直に伝わってくる。当前のことかもしれないが、ホームページを作り始めてから、分厚い国語辞典を引く回数が増えた。
 さて、星の数ほどあるホームページを辿りながら、自分が開設したページを訪れてくれた名前も顔も分からない人との出会い、僅か数秒の出会いであっても、それはまさに「一期一会」であると思う。何年間も同じ時間を共有してきた人達であっても、その一瞬一瞬は「一期一会」である。果たして、つねに新鮮で、つねに謙虚な態度で、その時間がもう二度と戻らないことを真に理解しつつ、大切な人達と接することができたか、正直、自信がない。そんな思いから、自身のホームページのテーマを「一期一会」に決めた。同時に、国境のないインターネットの世界、もしかすると、他国の人が見てくれるかもしれないとの淡い期待もあって、和英辞典の助けを借り、タイトルと一文を加えた。自分に茶道の心得と十分な英語力があれば、この英文が真意を伝えているのか否かを理解することができるのであるが、これは課題である。(August 8,2011)


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