中国 雲南省
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02. 地下のホテル

1月17日(火) 深夜2時か3時頃に北京に到着。

前におねえと北京駅へ来た時、
北京の軟座の待合所は暖房がきいてて、それなりに快適だった

ので、とりあえず朝までそこで過ごそうという計画だった
が、青島旅行の時に北京駅に入るのに、
身分証明書やら見せないと駄目だったり・・と
なんか状況が変わっていたので・・
もしや軟座の待合所に行けないかも・・とフト思ったりもしていた。


予感的中!
北京駅で留まる事ができない!
強制的に駅の外へ追いやられた・・・。
駅の外は、超寒い

夜中に着く列車の客を狙ってか?
外では、ホテルの呼び込みバスが待機していた。
中国人達は、そのバスに乗っていく・・・
私達は、とりあえずタクシーでも捜すか・・・と思ったものの・・・
こんな夜中にタクシーは見当たらず・・
結局、呼び込みのバスに向った。

が!、外国人は泊まれないというのだ!
こんな夜中に、こんな寒い場所で、一夜を過ごすなんて無理無理!!
なんとか頼み込んで、バスに乗せてもらった。

ホテルに着くと・・・
えっ?ここがホテル?ふつうの住宅ビルでは?
と思ってると、みんな階段を降りて行った。

そう、地下のホテルなのだ。
ホテルに入ると、
「ここに泊まった事は、絶対に言わない事。」
「朝になったら、すぐに出て行く事。」
という条件付
で、泊まれる事になった。

もちろん、暖房も無くて寒い。
体が冷え切っていて、寒くて寒くて・・・なのに、水のシャワーしか見当たらず、
渡された洗面器にお湯を入れて、足だけ暖めた。
コートも帽子もマフラーもしたまま、布団にもぐり込み・・・オヤスミ。

あっそうそう、ここは男女別の2人部屋で、I氏はひとり違う部屋だったのだ。
これは、かなり心細いと思われるが・・・どうしようもない。

朝になると、ホントに・・とっとと追い出された。
しかも1泊60元と、結構いいお値段)(高い)

そこから、北京駅へ向った。
昆明までの列車の切符を取りに行く為だ。
が、「春節の中国人大移動」の激しさを目の当たりにしてしまった。
ものすごい人人・・人人・・・
他の切符売り場(前門售票処、西直門售票処)にも、
行ってみたが、状況は変わらず・・
これでは、北京に何日いても切符を買うのは、不可能だろう・・・
途方にくれていたら、
おねえが、「辛いだけが旅じゃないと思う。飛行機に乗ろう。」と言ってくれたので、
飛行機に乗る決断ができた。
(飛行機は、学割が使えずに、中国人の2倍以上の外国人料金なの)

急きょ、中国民航オフィスへ向った。
そこも、人でいっぱいだった!
が、なんとか今日のチッケが取れた
と言う事で・・・そのまま、オフィス前から出てるリムジンバスで、空港へ。

搭乗待合所へ来て・・・
この旅始まって・・・初めて「ホッ」とした。

待合所から、これから乗る飛行機が見えた。
見たことのない航空会社で、めちゃめっちゃ小さい飛行機。

でも、そんな事どうでも良くなっていた。
はぁあ・・・あと数時間後には、昆明に着いてるんだなぁ・・・。 
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