歯並びをきれいにすること、それは見た目の問題に過ぎないかもしれません。別に歯並びが悪くても生命にかかわることでもありません。しかし、かみ合わせが原因で肩こりや、頭痛が起こることもあります。
また“歯並びとその心理的効果”も重要です。どうしても歯並びが悪いと、歯をみせて笑うことが抵抗となったり、コンプレックスのための社会生活上マイナスとなることも考えられます。美しい歯並びがきる上でプラス発想に大きく作用するのではないかと考えられています。
これからの国際化社会において、口元で判断されることのないよう、ぜひ素敵な笑顔に。
院長略歴
阪大歯学部付属病院矯正科にて5年間研修を積み、矯正歯科学会で発表を行いその結果、日本矯正歯科学会の認定医の資格を頂きました。
(参考)http://www.jos.gr.jp/
矯正の専門医院と違い、虫歯の治療も同じ医院で行えること、また定期健診の際に歯並びをチェックし、適切な矯正の開始をお知らせすることが出来ます。
・矯正治療にはさまざまなリスクや副作用があります。一般的なものについて下記に記しています。
@ 矯正歯科装置装着後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。 一般的には数日間〜1、2 週間で慣れてきます。
A 歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性が あります。
B 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療に は患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
C 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨き にくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらにかかりつけ 歯科医に定期的に受診することが大切です。 また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
D 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることが あります。
E ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
F ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
G 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
H 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることが あります。
I 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
J 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
K 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
L 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物) の一部が破損する可能性があります。
M 動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物 (補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
N 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや 咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
O あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
P 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
Q 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。