阪大歯学部を卒業後、阪大歯学部付属病院矯正科にて患者様を治療してきました。
矯正の専門医院と違い、虫歯の治療も同じ医院で行えること、また定期健診の際に歯並びをチェックし、適切な矯正の開始時期をお知らせすることができます。矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費診療になります。また、治療には一般的に24か月から30か月、通院回数にして24回から30回程度必要です。

普通の虫歯の治療からかみ合わせの治療、入れ歯、口腔外科的な処置、矯正治療などいろいろな治療を行っています。ひとつの歯科医院で口の中の処置がすべて行えれば、治療がスムーズで、計画的に行えます。また、大きな外科処置などが必要な場合は、阪大歯学部付属病院口腔外科や豊中市民病院口腔外科に紹介させていただくことが可能です。

お子様は”歯医者さん”に対してかなりの不安をもっています。泣いてしまったり、少々言う事を聞かなかったとしても、診療後にお母さんが心を込めて誉めてあげて下さい。少々誉め方が大袈裟なくらいでいいのです。例えば「おりこうさんにできたね」「良くがんばったね」「きれいな歯になったね」などなど・・。すると、一度、二度と診療が進むとともに、お子様に自信ができ、また頑張ってみようと思い始めます。自分の歯や体が良くなるということをお子様自身が年齢なりの理解をしていくようお母さんを中心とした周りの家族とそして歯科医が導いていきたいと思います。

虫歯や歯周病は癌（がん）などと違い、原因が明らかになっている疾患です。言いかえれば、予防する方法がはっきりしているということです。自分の歯で何でもよく噛み、おいしく食べたり、大きな口をあけて心の底から笑ったり、美しい顔貌を保ったり・・、そんなＱＯＬ(quality of life＝生活の質)の高い一生を送りたいものです。そのためには毎日のちょっとした生活習慣に気をつけて、歯科医院と上手に連携をとりながら虫歯や歯周病を予防していきましょう。これからは“治療より予防”です。当医院では予防に力を入れ、定期健診をお勧めしています。

レントゲンの撮影設備をデジタル化することにより、患者さんへのＸ線被爆量を最低限に抑えています。従来のものと比べて5分の1程度の被爆量ですみます。また、レントゲン写真の拡大なども可能で、自分の歯の状態をより詳しく知ることが可能です。