□「平成27(2015)年ブログ」NO.3  平成27年7月1日〜9月30日   ♪BGM 
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  • ■「収穫の秋を迎えて」
    平成27年9月19日
    「里山の谷戸に広がる収穫の秋」
     我が住まいの近くに隣接している里山の谷戸に今年も収穫の秋が訪れた。豊饒に実る稲穂や一部刈り取りが始まった田畑に、農家の方々が今年1年費やした苦労に報いる自然の営みが感じられる...続きを読む
  • ■「蔡國強展:帰去来」
    平成27年9月5日
    「蔡國強展:帰去来」
     横浜美術館で開催中の「蔡國強(ツアイ・グオチャン)展:帰去来」を見に行った。紹介には、中国を代表する現代美術界で最も活躍しているアーティストとなっている。...続きを読む
  • ■「アール・デコの邸宅美術館」
    平成27年9月3日
    「アール・デコの邸宅美術館」
     9月23日まで東京都庭園美術館が「アール・デコの邸宅美術館」展を開催している。案内によれば、東京都庭園美術館の本館部分は旧朝香宮邸であり、1933年に朝香宮家の本邸として竣工したアール・デコ様式の建物で、この建物の造形的な美しさが ...続きを読む
  • ■「防災訓練」
    平成27年8月29日
    「防災訓練」
     この日、横浜市青葉区の鴨志田地域合同防災訓練に合わせ、グリーンヒル鴨志田西自治会の防災訓練が実施された。自治会とボランティアにより防災の組織が構成されており、毎年この時期に地元の消防署に立ち会って頂き訓練を実施しているが、 ...続きを読む
  • ■「8月30日のデモ」
    平成27年8月30日
    「8月30日のデモ」
     今年最大の政治課題になっている安全保障関連法案を危惧し、この日実行されたデモに参加した。今般の法案はどう考えても憲法違反の謗りを免れないと思っているからだ...続きを読む
  • ■「肺炎球菌ワクチン」
    平成27年8月24日
    「肺炎球菌ワクチン」
     横浜市から成人用肺炎球菌ワクチン予防接種の案内が来た。平成26年10月から、予防接種法に定める定期予防接種として、成人用肺炎球菌ワクチン予防接種が開始されたのことで、小生が今年度に対象の年齢になったことから案内を受けたのだ。...続きを読む
  • ■「あざみ野ナイト2015」
    平成27年8月23日
    「あざみ野ナイト2015」
     毎年開催される横浜市民ギャラリーあざみ野の「あざみ野ナイト2015」は、「たるちょーたると紀行おぱんつ物語」をテーマとしたダンスパフォーマンスであった。...続きを読む
  • ■「恩師の白寿のお祝い」
    平成27年8月17日
    「恩師の白寿のお祝い」
     中学校同窓会幹事のK君から、1年から3年まで担任して頂いた恩師が、今年白寿を迎えられるので有志でお祝いをしたいとの連絡を受けた。...続きを読む
  • ■「今年の暑気払い」
    平成27年8月6日
    「今年の暑気払い」
     歳時記によれば、暑気払いとは「暑さをしのぐために、薬や酒を飲むことをいう。また、その薬や酒をさす。体力、気力が落ちたとき、梅酒やぶどう酒など飲み、鋭気を養う」となっている。...続きを読む
  • ■「Loch Darjlyの船旅」
    平成27年7月24日
    「Loch Darjlyの船旅」
     今から23年前、スコットランド視察の機会に恵まれ1週間出張をした。団を構成して行ったので、12社12名と幹事2社2名の総勢14名の陣容で各地を訪問することとなったのだが、不思議な巡り合わせというのか、...続きを読む
  • ■「ガラ携かスマホか」
    平成27年7月22日
    「ガラ携かスマホか」
     小生の現役生活の晩年から愛用してきた携帯の電池が切れたので、ショップに行って取り換えを依頼したところ、もうこの機種は製造を中止しており、在庫品は何処を探してもないと言われた。...続きを読む
  • ■「ハクビシンの被害」
    平成27年7月14日
    「ハクビシンの被害」
     今年は、春先に30粒ほどトウモロコシの種を撒いた。春先の天候がいまいちで生育が悪くどうなるかと思っていたが、7月に入って天候が持ち直しそこそこに育ってきた。...続きを読む
  • ■「MOMAT 誰のためにたたかう展」
    平成27年7月7日
    「誰のためにたたかう展」
     先輩からお声がかかり、東京国立近代美術館で開催中の「誰がためにたたかう?」展を観に行った。美術館の案内によれば”第二次世界大戦が終わって今年でちょうど70年。...続きを読む

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  • ■ 「収穫の秋を迎えて」
    平成27年9月19日
  • 「収穫の秋を迎えて」
    「収穫の秋を迎えて」
     我が住まいの近くに隣接している里山の谷戸に今年も収穫の秋が訪れた。豊饒に実る稲穂や一部刈り取りが始まった田畑に、農家の方々が今年1年費やした苦労に報いる自然の営みが感じられる。苦労を厭わずに愚直に取り組んだことへ、惠は、確実に巡ってくることの例証であろう。

     今年も、台風(18号)の影響を受け、鬼怒川が決壊し常総市が未曽有の被害を受けた。台風だけではなく、やたらと発生した竜巻などの自然災害が各地で起こり、年々その勢いが止まることがなくなってきた印象を受ける。その原因が地球温暖化にありと言われて久しいが、それへの対応が遅々として進んでいないことの表れなのだろうか。苦労を厭わずに取り組まなければ負の恵みを享受しなければならないのが、自然の摂理なのかもしれない。

     余計な話になってしまうが、東京オリンピックの競技場の問題やエンブレムの問題も、何がどういうことになって白紙に戻したのか、既に相当な出費も出ているようだが、どなたが負担するのか等々不明なままである。国が負う一千兆円の借金の問題もしかりである。苦労を厭わずに、摂理に反することばかりでごり押しするとどうなるか、結果は火を見るより明らかであろう。負の恵みに喘がなければなくなってくるに違いない。

     里山の谷戸に広がる小さな収穫の秋を眺めながら、愚直に取り組めば惠が確実に巡ってくる内に、堆積している課題に正対していかなければならないと思った。もう厭っている暇がないことを毎年の自然災害が暗示している気がしてならない。
  • 「里山の谷戸に広がる収穫の秋」
    「里山の谷戸に広がる収穫の秋」
     里山の谷戸に広がる小さな収穫の秋を眺めながら、愚直に取り組めば惠が確実に巡ってくる内に、堆積している課題に正対していかなければならないと思った。もう厭っている暇がないことを毎年の自然災害が暗示している気がしてならない



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  • ■ 「蔡國強展:帰去来」
    平成27年9月5日
  • 「蔡國強展:帰去来」
    「蔡國強展:帰去来」
     横浜美術館で開催中の「蔡國強(ツアイ・グオチャン)展:帰去来」を見に行った。紹介には、中国を代表する現代美術界で最も活躍しているアーティストとなっている。トリエンナーレ展に出品されていたので作家のお名前は存じ上げていたが、作品の印象は鮮明には残っていなかった。後日知ったことだが、2008年の北京オリンピックの花火による開会式演出の芸術監督を務められた方とは思いもよらなかった。

     入館してすぐに巨大な作品「夜桜」が目に入った。作品の斬新で力強く迫ってくる迫力に茫然自失となり、しばらくは動けなくなってしまうほどの驚きと感動を覚えた。火薬の絵画と言われているようだが、ビデオで制作過程を見て驚きと感動は倍加した。展示されているいくつかの作品は、この美術館で実際に火薬を使って製作したようだが、その一つひとつに度肝を抜かれる思いがした。素人ながらこんな作品に巡り合えたことを幸運に思う。

     これ以上の感想は書けないし、書かない方がいい。10月18日まで開催されているので、是非是非ご自分の目で確かめられることをお勧めしたいと思う。こんな作品にはめったにお目にかかれないと思うからである。

     「蔡國強展:帰去来」の案内の詳細はここから入れます。



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  • ■ 「アール・デコの邸宅美術館」
    平成27年9月3日
  • 「アール・デコの邸宅美術館」
    「アール・デコの邸宅美術館」
     9月23日まで東京都庭園美術館が「アール・デコの邸宅美術館」展を開催している。案内によれば、東京都庭園美術館の本館部分は旧朝香宮邸であり、1933年に朝香宮家の本邸として竣工したアール・デコ様式の建物で、この建物の造形的な美しさが国内外の専門家から高く評価され、この5月に国の重要文化財(建造物)に指定されたとなっている。

     小雨が降る中、お仲間と3人でこの由緒ある旧朝香宮邸「アール・デコの邸宅美術館」を拝観した。アールデコとは装飾美術のことで1910年から30年代にフランスを中心に流行した美術工芸の様式だと説明にあった。単純・直線的なデザインが特徴とのことだが、邸内にあるガラス、銀器、彫刻、家具等どれも高貴過ぎて、小生には緊張で落ち着けそうもない部屋部屋に見えた。

     国の重要文化財(建造物)に指定されたこともあって、本展に、そんな旧朝香宮邸の価値を振り返るとともに、後世へと繋いでいく意図があるようなのだが、小生にとっては、アール・デコを知っただけではなく、現代史の1ページを覗くことができたのは望外であった。そして、アール・デコに触れたのならアール・ヌーボにも・・・と好奇心を煽られている気がした。本展の魅力にからめとられたのかもしれない。

     「アール・デコの邸宅美術館」展の案内の詳細はここから入れます。



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  • ■ 「防災訓練」
    平成27年8月29日
  • 「防災訓練」
    「防災訓練」
     この日、横浜市青葉区の鴨志田地域合同防災訓練に合わせ、グリーンヒル鴨志田西自治会の防災訓練が実施された。自治会とボランティアにより防災の組織が構成されており、毎年この時期に地元の消防署に立ち会って頂き訓練を実施しているが、今年は、この地域で震度5強の地震・巨大災害が発生したことを想定した訓練となった。

     訓練内容は、震災対策本部の立ち上げ、安否確認、要救援者の支援、AED講習、防災ボランティア受付、仮設トイレ及び防災グッズ・非常食の展示、消防車展示など多岐に亘っていたが、ご多分に漏れずこの地域でも高齢化の進展が著しく高齢者の、高齢者による、高齢者のための訓練を錬磨していくことの重要性を痛感した。

     防災への対応は、自己責任が基本であることは分かっていても、心身の対応力がついていけない場合は本当に不安になると、訓練を通じて思い知らされる。地域との関係を薄くしてきてしまったことを大いに改めなければならない時期に来ている。当日安否確認や要救援者支援など消火救出の任務を担当しながらそう思った。明日は我が身にならない保証はないのだから。



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  • ■ 「8月30日のデモ」
    平成27年8月30日
  • 「8月30日のデモ」
    「8月30日のデモ」
     今年最大の政治課題になっている安全保障関連法案を危惧し、この日実行されたデモに参加した。今般の法案はどう考えても憲法違反の謗りを免れないと思っているからだ。小生にとっては、今まで生きてきた中で、自己の意志を問う最大の課題となっている。だからこそ、この参加は、自分の意志を何かの形で表明しなければ、と考えに考えた末の行動である。「70歳の抵抗、立憲主義を放棄し無法治国家を選択した覚えはない」



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  • ■ 「肺炎球菌ワクチン」
    平成27年8月23日
  • 「肺炎球菌ワクチン」
    「肺炎球菌ワクチン」
     横浜市から成人用肺炎球菌ワクチン予防接種の案内が来た。平成26年10月から、予防接種法に定める定期予防接種として、成人用肺炎球菌ワクチン予防接種が開始されたのことで、小生が今年度に対象の年齢になったことから案内を受けたのだ。案内は大変ありがたいと思ったが、注意書きを読むうちに気持ちが萎えいでしまった。接種を受ける前の注意や、予防接種の副反応が事細かく記載されていたからだ。

     ここ何十年もこういった予防接種を受けたことがなかったので、最近は事細かに記述して受診者に知らせるようになってきたことに気付きもしなかったのだが、小生にとっては、あまり細かなことは知らない方が気楽に受診できそうで良かったのではないかと思った。ところが知ってしまえば気になることも出て、この歳になって誠に恥ずかしい話だが、行きつけのクリニックの先生を質問攻めにしてしまった。

     同い年の先生はいたく同情してくれ、副反応のことも、万が一の時の対応も丁寧に解説し不安を払しょくしてくれた。たかが予防注射なのにあまりにも大げさすぎていたが、接種後5-6時間たった後、腕が腫れぼったくなり、熱感と疼痛の反応が出た(注意書きに記述した通りの症状)のを経験して、事前に知っていることの大事さを痛感した。もしも、知らなかったら大慌てしていたに違いないからだ。この症状は2-3日続いたが、それで収まり一安心したところだ。これで、肺炎を予防でき、家族やその他の方々に迷惑をかけなくて済むのならと、改めて、注意書きを読み返し、大げさ過ぎたことの言い訳にしている。



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  • ■ 「あざみ野ナイト2015」
    平成27年8月23日
  • 「あざみ野ナイト2015」
    「あざみ野ナイト2015」
     毎年開催される横浜市民ギャラリーあざみ野の「あざみ野ナイト2015」は、「たるちょーたると紀行おぱんつ物語」をテーマとしたダンスパフォーマンスであった。当日は、ダンスパフォーマンスのほか、パンツ型のお面を作るワークショップや流しソーメン、プチ縁日の屋台を出す企画になっており、ボランティア活動もバラエティに富んでいた。

     何と言ってもこの種のイベントで1番大事なことは、ボランティア自身が楽しみ来場者を盛り上げることなのだとのこと。だからメインとなるダンスパフォーマンスを理解し、パフォーマーとともに踊り、来場者を巻き込みながら会場全体の雰囲気を作り上げていくことが求められたのだが、この歳になって前衛・モダンなダンスについていけるはずもなく冷汗三斗の思いがした。

     案内によれば、振付家・演出家の菅原なぎさ指導のもと、参加者自ら日々起きた出来事や、見たこと感じたことなどから、振り付けを考え、自分だけのダンスをつくりあげ、それを披露する。また衣装や舞台美術にもなる″おぱんつ(身に着けているパンツのこと)"も一日一つ制作し、日常のいろいろな物や事柄を″おぱんつ″に閉じ込めたものをパフォーマンスに使う。という仕掛けになっており、99日間にわたるワークショップで作り続けてきたパンツの一つを衣装にまとい、残りを会場に飾りつけその中を踊り抜くのである。

     11人のパフォーマが、それぞれの思い入れで創り上げてきた「おぱんつ物語」とそのパフォーマンスには感心したが、芸術内容を理解するには年をとり積み上がってしまった固定概念に邪魔されているようだ。現代アートに触れるたびに、固定概念の払しょくをと思うのだが、年々嵩じてきていることに掉さすのは至難の業ではない。であれば、現代アートには正直に対面するしかない。無理にわかろうとしないことを再確認した次第である。

    本展覧会の概要はここから入れます。
    ギャラリーあざみ野のfacebookはここから入れます。



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  • ■ 「恩師白寿のお祝い」
    平成27年8月17日
  • 「恩師の白寿のお祝い」
    「恩師の白寿のお祝い」 
     中学校同窓会幹事のK君から、1年から3年まで担任して頂いた恩師が、今年白寿を迎えられるので有志でお祝いをしたいとの連絡を受けた。寄付金を募り記念になるお祝いの品を贈呈するということであった。卒業後54年を経過したが、大変多くの賛同があり、この日在郷の15名が先生宅を訪問し贈呈式を執り行ったとの連絡があった。

     1年次に担任して頂いた折の熱血指導に感謝しきれない思いがよぎり、感謝の気持ちを込めた手作りのメッセージを作り、差し上げることとした。心に焼き付いている先生を、卒業アルバムから抜き出して、それに感謝の言葉を添えたものだが、これをk君が写真印刷して当日読み上げてお渡ししてくれたらしい。k君の配慮に感激も極まってしまい、恩師のますますのご壮健をお祈りした。



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  • ■ 「今年の暑気払い」
    平成27年8月6日
  • 「今年の暑気払い」
    「月プロ仲間との暑気払い8/21」
     歳時記によれば、暑気払いとは「暑さをしのぐために、薬や酒を飲むことをいう。また、その薬や酒をさす。体力、気力が落ちたとき、梅酒やぶどう酒など飲み、鋭気を養う」となっている。暑い夏に冷たい食べ物を摂って、熱を取り、暑さを撃ち払う風習になった。時期的には、梅雨から8月始くらいまでが一般的で、お盆前が目安とも言われているようだ。

     この時期だけは、幾夜も続く「冷たいビールがぶ飲みの宴会」を暑気払いと山の神に言い訳できるので左党にはいい季節なのかもしれない。今年の夏は7月半ばを過ぎてから度を越した猛暑が続き、極まった暑さが9月に入っても続くのではないかと思われた。明らかに、温暖化の影響を受けた我が国の気候は亜熱帯化してきており、夏の熱い時期が伸びてきている証左であろう。 であれば、暑気払いの時期も伸ばさなければ釣り合わないのではないか・・・。この日、第1回目の暑気払いをご近所のお仲間と盛大にやった後の呑み助達の勝手な言い分である。

     よって、今年は毎週金曜日に友人の”松ちゃん”との暑気払いのほか、ひまじんのメンバーや、会社のお仲間との暑気払いを 月末まで、4回に亘り設定しこの夏の暑さを克服しようと意気込んでいるところである。掲載の写真は21日に月プロの仲間と田町で暑気を払っている風景である。予定ではあと2回を残しているが、ここにきて猛暑も収まり、暑気払いにはふさわしくなくなってきた。カミさんにどう言い訳するか思案投げ首になってきた。



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  • ■ 「Loch Darjlyの船旅」
    平成27年7月24日
  • 「Loch Darjlyの船旅」
    「Loch Darjlyの船旅」
     今から23年前、スコットランド視察の機会に恵まれ1週間出張をした。団を構成して行ったので、12社12名と幹事2社2名の総勢14名の陣容で各地を訪問することとなったのだが、不思議な巡り合わせというのか、現地入りしてから日増しに親密度を増し、最終日には切っても切れない仲間になっていた。

     なぜ、このような関係になってしまったのかは、この1週間足らずで起こった数々の出来事に起因しているが、それらは我々が意識して起こしたわけではない。我々を深く繋ぎとめようとする「見えざる」意志に導かれたとしか思えないのだ。最終日に宿泊したエディンバラ・シェラトンホテルで、この縁を永く繋いでいこうと約束した親睦会の発会は、その象徴であったと思う。

     それから23年間、この会は1年に1-2回の逢瀬を重ね、この日31回目の集いを開催した。会社や世代も異なる見ず知らずだった者が23年間も繋がり続けて来られるようなグループは、そうそうあるものではないだろう。密かに自負するところだが、この組み合わせが「見えざる」意志によって、視察のずーっと前から既に織り込まれていたのではないかという思いを深くする。

     ちなみにこの会は「Loch Darjly(ロッホ・ダージャレ―)」と名乗っている。ロッホとは湖のことなので「ダジャレの湖」という意味だが、この名称は、各地を訪問する連日のバスの車中で、当意即妙なダジャレを発しあったことに由来する。我々の心の垣根が払われ一層親密になれたのは、車中で浴びたダジャレのお蔭である。そう思う総意の敬意を込めて命名したのだ。

     だから、本会会則の2条に本会は、センスあるダジャレをとばし、会員相互の親睦をはかるとともに・・・、会員及び会の発展を通じ英国、とりわけスコットランドの発展に寄与することを目的とする″と規定している。これやあれや我々の周りで起こったエピソードは枚挙にいとまがない。別の機会に紹介したいと思うが、こんな素敵な仲間に巡り合えたことに感謝するしかない。

     31回目は、東京湾納涼船に乗り込み湾内クルーズとしゃれ込んだ。集まったお仲間は8人だったが、久びさに会ったお仲間との再会に素敵な夏の一夜を満喫した。船内でジョッキを傾けながら近況を語る中に、23年前エディンバラ・シェラトンホテルで交わしたことがダブり「見えざる」意志に思いを馳せた。これからも、センスあるダジャレを磨いていかなければならないのだ。

  • 「東京湾納涼船2015で想うこと」
    「東京湾納涼船2015で想うこと」
     船内でジョッキを傾けながら近況を語る中に、23年前エディンバラ・シェラトンホテルで交わしたことがダブり「見えざる」意志に思いを馳せた。これからも、センスあるダジャレを磨いていかなければならないのだ。

  • 「31回目のLoch Darjly」
    「31回目のLoch Darjly」
     31回目は、東京湾納涼船に乗り込み湾内クルーズとしゃれ込んだ。集まったお仲間は8人だったが、久びさに会ったお仲間との再会に素敵な夏の一夜を満喫した。



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  • ■ 「ガラ携かスマホか」
    平成27年7月22日
  • 「ガラ携かスマホか」
    「ガラ携かスマホか」
     小生の現役晩年のころから愛用してきた携帯の電池が切れたので、ショップに行って取り換えを依頼したところ、もうこの機種は製造を中止しており、在庫品は何処を探してもないと言われた。ある程度予想はしていたが、小生を現役のころから支えてきてくれた愛機との別れはさすがに辛く、次機種の希望を聞かれても答に詰まってしまった。

     その日はパンフレットをもらい、少し考えさせてくれと言い残し店を後にしたが、いまさらスマホでもないしなぁ、と思ったり、この時期を逃せばもう新しいものへの挑戦はできないしなぁ、の堂々巡りで、悩ましい日が2-3日続いた。こうなれば老いては子に従えをいくしかないと、子どもたちにご意見を伺うことにした。

     スマホの恩恵に浴している子どもたちの意見は、始めから分かっていた。意志決定へのひと押しが欲しかっただけなのだ。何でも自分自身で決めていたことを思えば忸怩たる思いがするが、ITに関連する機器の驚異的な進展についていけなくなって来ているのが正直なところである。

     本日、遅ればせながらスマホを手にした。30年ほど前、会社でパソコンの開発技術者からパームトップのコンピュータの出現は間近いと聞かされたことがあった。個人的には、随分後手を踏んだがようやっとそれが実現した。IT社会の息吹をパームトップでどのように感じ取れるか。時代に取り残されそうな老人には、興味津々なことになってきた。



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  • ■ 「ハクビシンの被害」
    平成27年7月14日
  • 「ハクビシンの被害」
    「ハクビシンの被害」
     今年は、春先に30粒ほどトウモロコシの種を撒いた。春先の天候がいまいちで生育が悪くどうなるかと思っていたが、7月に入って天候が持ち直しそこそこに育ってきた。

     この前々日に孫が来たので、畑に連れて行きトウモロコシを見せた。こんなに徹底した自然教育はなかろうと、ジジイは一人悦に入った。でもこれだけではと思い、あと5-6日すれば食べごろと思われる1本を収穫させプレゼントした。孫の喜びようは格別でジジイを虜にした。

     次の日、畑仲間の先輩が、食べごろになったトウモロコシが、ハクビシンに食われ全滅したと大騒ぎをしていた。追い打ちをかけるように、畑の水を汲みに行った際、別の方(おばさん)が金切り声で、ハクビシンにやられたと怒り、気を付けるようにとの警告を頂いた。

     前日孫にあげた1本は、未熟ながらたいへん甘くうまかったと娘から聞いていたので、折角植えたものをやられては元も子もないと思い、”松ちゃん”と様子を見に行った。収穫するには4-5日は早すぎる、こんな状況ではハクビシンも手を出さないだろうと結論付け、この日の収穫を断念した。

     ところが、翌日見回りにいったら、出来が良くなっていた5-6本がきれいにやられていたのだ。怒りが心頭に発したが手遅れたものは取り返せずガックリと肩を落とすことになってしまった。こうなれば、ハクビシンとの戦争。完全に成熟していなかったが、残りの30本をすべて刈り取り戦線を収めた。

     今年はあちらこちらで被害が続出しているらしく、かなりのハクビシンの家族がいることが窺える。その中には可愛い孫もいるはずだが、異常気象で彼らも大変なことになっているに違いない。自然に恵まれたこの地では共に生きることも我々の義務と心得ることにした。それにしても彼らの嗅覚は鋭すぎる、1番うまい時期を決して見逃さないからだ。少し前まで人間にもそのような嗅覚があったはずなのにと、ハクビシンにやられたトウモロコシを見ながら思った。



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  • ■「MOMAT 誰のためにたたかう展」
    平成27年7月7日
  • 「誰のためにたたかう展」
    「誰のためにたたかう展」
     先輩からお声がかかり、東京国立近代美術館(MOMAT)で開催中の「誰がためにたたかう?」展を観に行った。美術館の案内によれば”第二次世界大戦が終わって今年でちょうど70年。動物の争いから国と国との争い、男女の争いや世代間の争いなど、さまざまな角度から「戦うこと」について考える”となっていた。

     戦争の意義や悲惨さを問う絵画展とばかり思っていた。ところが、人間、動物を問わず、生きものには戦う本能があるのかという問い掛けや、男女の間に横たわる深い溝が引き起こす葛藤(いがみあい)の本質や、さらには、日本画の新しい創造に向けた世代間の争いを問うなど、案内の通り、様々な角度から「戦うこと」について問いかけてくる展覧会だったので戸惑った。

     キャプションをよく読まないとその本質をつかみ辛い印象だったが、中村研一、藤田嗣治、宮本三郎、といった錚々たる作家の戦争画の作品には、当時の時代背景(ひょっとしてナショナリズムを煽る手助けをさせられた?)が透けて見え、暫し佇んでしまった。「戦うこと」の本質を理解するには、もっとじっくり観る時間が欲しかったが、閉館の時間を告げられやむなく退館した。

     ややもすれば「戦うこと」には目を背けたくなるが、戦後70年の今、前のめりな議論に席巻されようとしている。だからこそこの展覧会を鑑賞する意義は大きいと思う。この展覧会は9月13日まで開催されていますので、是非鑑賞をお勧めしたい。

     本展覧会の概要はMOMATコレクションをご覧ください。



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