巻き爪の原因は?
巻き爪に悩んでいる方は想像以上に多いものです。
あなたのまわりにも恐らく一人、二人ぐらいはいらっしゃるでしょう。
私は痛みが出る程の重症ではありませんが、軽い巻き爪体質です。
巻き爪はひどくなると、爪が肉に食い込んで出血を引き起こし、痛くて歩けなくなります。
たかが巻き爪と思っていると、症状が進行してしまうので、ちょっと注意が必要なものなんです。
でもそもそも「巻き爪」って何で起こるのでしょうか?
原因は大きく分けて「先天的原因」と「後天的原因」に分けられます。
・巻き爪の先天的原因
これは体質によるところが大きいのですが、元々爪が柔らかい人は巻き爪になりやすいとされています。
爪の硬さにも個人差があるんですね。
爪が柔らかいと爪の周りの肉の圧迫に爪が負けてしまって、その結果、巻き爪になってしまうんです。
・巻き爪の後天的原因
これは挙げれば色々とあるんですけど、代表的なものは「深爪」と「靴による圧迫」の2つです。
「深爪」を慢性的にしてしまうと、爪の周りの肉が絶えず爪を圧迫することになり、その結果爪が湾曲してしまい巻き爪になってしまいます。
「靴による圧迫」というのは、靴が足の指の両側を圧迫し続けることで、外部からの力で爪を湾曲させてしまうことがあります。
特に最近は、靴の先端が細くなっている形状の靴が多く出回っているので、巻き爪予防の観点からするとそういう靴はあまり宜しくないですね。
巻き爪のワイヤー治療の方法
巻き爪の治療法の代表的なものに「ワイヤー治療」というものがあります。
これはワイヤーの元に戻ろうとする弾力性を利用した治療法です。
足の親指の場合、爪の両脇に小さな穴を開けて、そこに専用のワイヤーを挿入します。
そして余分な部分を切ってしまえば、それで終わり♪というものすごく簡単な治療法です。
簡単でシンプルな治療法ですが、その効果は抜群のものです。
巻き爪は重症になってしまうと、爪が肉に食い込んでしまい出血や化膿を引き起こすこともあります。
あまりにも重症の場合には、手術をするのが最も適した治療だと思いますが、一般的な症状の巻き爪には「ワイヤー治療」が手軽でいいと思います。
最初の治療でワイヤーを入れてしまえば、後は1〜2ヶ月ごとにワイヤーの交換と爪切りの為に通院するだけでOKなんです。
本当に手軽で効果的という長所のワイヤー治療なんですが、残念ながら短所もいくつかあります。
以下にその長所・短所について解説しますね☆
巻き爪のワイヤー治療の長所・短所
長所は上記の通り、簡単に手軽で巻き爪矯正ができるという点ですね。
特に痛みも無く治療できるのも嬉しいですね♪
短所として一つは、治療に時間が掛かるという点。
ワイヤーの復元力によって治療する為に、すぐに巻き爪が治るという治療法ではありません。
個人差もありますが、3ヶ月〜1年ぐらいの治療期間が必要みたいです。
もう一つの短所としては、現在のところ保険適用外の治療法であるということです。
ワイヤー治療の料金については、次に解説しますが、保険が使えないというのは大きなデメリットであると言えますね。
巻き爪のワイヤー治療の料金
巻き爪のワイヤー治療は、保険適用外ということで、その料金について気になる方も多いと思います。
人それぞれ症状の個人差もありますし、病院によって料金にも差があるので、大体の目安として捉えて下さいね。
まず初診の費用が大体1万円弱〜1万5千円ぐらいです。
これにワイヤーの値段と治療費も含まれています。
そして通院の度に支払う金額が2千円〜5千円ぐらいです。
ワイヤーは通常の場合であれば、数回分の使用には耐えられるので、診察代だけでOKです。
これを合算して、1本の巻き爪を治すのに掛かるワイヤー治療の料金は、大体3万円〜4万円ぐらいです。
治療期間が長くなれば、ワイヤーも新たに購入する必要があるので、もっと料金は高くなってしまいます。