卵巣がんは初期症状が出にくい
卵巣がんとは、初期症状の現れにくい厄介ながんです。
その為に自覚症状が出た頃には、もう既に進行してしまっている場合が多いです。
他の臓器に卵巣がんが転移してしてから気付くこともあります。
突然ですが、このサイトを見てくださっているあなたは定期的な婦人科検診を受診していますか？
卵巣がんについてのこんなデータがあります。
患者の実に６割以上が、他の臓器に転移してしまった状態で、始めて診察を受けに来ます。
脅かすつもりはありませんが、そういう病気とだという認識はしておいて下さいね。
それだけ初期症状に気が付く事ができない病気なんですね。
運よく初期の段階で見つかった方の多くは、婦人科の検診の際に偶然に見つかったという場合が多いです。
下腹部に妙なしこりがある。下腹部に今まで感じなかった圧迫感を感じる。
こういった症状に心当たりがある方は、注意が必要です。
自覚症状が現れたときには、卵巣がんのステージが想像以上に進行しているケースが多いです。
卵巣がんは、４０代を境に患者数が劇的に増加します。
婦人科検診を定期的に受診することは、女性特有の病気の早期発見・早期治療に繋がるんですね。
卵巣がん以外にも、乳がんの早期発見にも繋がりますしね。
卵巣がんの原因は？
卵巣がんの原因は、様々な要素が考えられます。
まずは、遺伝によるものが挙げられます。
ご家族に卵巣がんを患った方がいらっしゃる場合は、このがんに掛かる割合が高くなるとされています。
ただ、必ずしも家系の病歴を引き継ぐ訳ではありませんので、データの一つとして捉えてくださいね。
他には、排卵誘発剤を使っている女性や、肥満の女性が卵巣がんに掛かる可能性が高くなるとも言われています。出産を経験したことのない女性がなる傾向が高いといったデータもあります。
いずれにしても、何か一つが原因になって卵巣がんを発症する訳ではなく、総合的に様々な要因が絡み合って病気を発症してしまうので、原因を潰していくのは中々難しいのが現実です。
したがって定期的な婦人科の検診を受けることが重要なんですね。
卵巣がんの治療
卵巣がんの治療方法は、外科的治療・科学治療・放射線治療の３種類が代表的なものです。
外科的治療とは、一番分かりやすい「手術」ですね。
開腹手術によって、がん細胞に犯されている部位を切除することで、完治を目指します。
化学治療とは、がんの治療の代名詞とも言われている「抗がん剤」を用いる治療方法です。
他のがんに比べて卵巣がんは、抗がん剤による治療の効果が得られやすいと言われています。
最後に放射線治療ですが、これはがん細胞が脳に転移してしまった場合に用いられます。
この放射線治療は、転移が見られない卵巣がんにはあまり用いることはありません。
女性ならではの卵巣がんに不安を覚える方も多いと思います。
ただ早期発見・早期治療ができれば、それほど恐ろしい病気ではありません。
その為にも、定期的な婦人科検診を受ける事はとっても重要です。
他人事だとは思わずに、ご自分の体なんですから気をつけてあげて下さいね。