人工授精の方法は?
不妊に悩んでいる夫婦は想像以上に多いものです。
事実、私の身近でも不妊に悩んで、不妊治療を受けている夫婦もいます。
その不妊治療の中の一つに「人工授精」という方法があります。
人工授精と聞くと、何やら大掛かりな治療をイメージしちゃいますよね(笑)
でも人工授精の方法はいたってシンプルなものです。
簡単に説明すると、旦那さんから採取した精子を子宮内に注入するだけです。
方法としては、いたってシンプルなものですよね?
ただ注入する精子には、医学的な手を加える必要があります。
人工授精の妊娠率を高める為に、質のいい精子を集めるという作業です。
代表的なものは、「パーコール法」と「スイムアップ法」というものがあります。
どちらも目的は、妊娠率の高まる元気な精子を集めることです。
このようにして採取された精子を女性の子宮内に注入することで妊娠を目指すのが「人工授精」です。
では、次に人工授精の具体的な手順について見ていきましょう。
人工授精の手順
ステップ1.精子を採取する
旦那さんから精子を採取します。病院で採取する場合は、別室があってそこに手助けになるようなビデオがあるそうです(笑)
自宅で採取した場合には、温度が下がらないようにして病院まで持って行きます。
ステップ2.病院で元気の良い精子を選別する
採取した精子を病院で、人工授精に適している元気なものだけを抽出します。
時間にして、数十分〜1時間程度です。
ステップ3.子宮に抽出した精子を注入する
人工授精に適した精子を子宮内に、専用の器具を使って注入します。
痛みはさほどありませんが、個人差や先生によって差があるので一概には言えません・・・。
ステップ4.しばらく安静に・・・
ただこれは病院によっても様々で、治療後数十分〜1時間程度ベッドに横になっているように言われる所もあれば、全く何も言われない所もあるそうです。
このステップを踏んで、上手くいけばめでたく妊娠となります♪
一般的なデータですと、こういった人工授精での妊娠率はだいたい1割ぐらいだそうです。
この数字をどう見るのかは、人によって様々ですね。
人工授精の費用は?
人工授精の費用って一体いくらかかるのか、気になるところですよね。
上記のような治療方法ですと、1回につき1万5千円〜3万円ぐらいのところが多いです。
一般的に人工授精には、現在保険が適用されません。
何度も治療をしていると、結構な金額になってしまいますよね。
でも補助金制度が整っている自治体もあるので、人工授精を受ける前に自分の住んでいる自治体の制度について確認した方がいいですよ☆
不妊の原因と治療
不妊における原因は、何も女性だけとは限りません。
男性側にも、精子の数が少ないとか、精子の活動が弱いなどといった原因がある事も少なくありません。
女性側でも、受精卵が着床しにくい体質であるとか、排卵が上手に行われないといった原因があること事も多いです。
いずれにしても、不妊というものは夫婦の問題ですので、どちらか一方だけが悪いという議論はすべきではありませんね。
お互いを尊重しあって、励ましあいながら同じ目標に向かっていくのが理想的な不妊治療であり、人工授精に望む姿勢であると思います。