ハイエースの盗難が急上昇!
2007年からハイエースの盗難被害が多発しています。
2007年の一年間で盗難被害に合った車種で、ハイエースが1位になってしまいました。
それまではトヨタのランクル(ランドクルーザー)が盗難台数1位でしたが、盗難の実態が変わってきたんですね。
ハイエースの盗難には大規模な外国人窃盗グループが関係しているケースが多いです。
驚くべきことに、彼らはものの5分程度の短時間でハイエースを持っていってしまいます。
ハイエースは日本でも人気のある車種です。
商用利用はもちろんの事、自家用車としても根強い人気があります。
最近ではサーファーが好んでハイエースに乗っているようなので、中古車でも人気があります。
ではなぜハイエースがこれほどまで盗難被害に遭いやすいのでしょうか?
その理由は大きく分けて2つです。
1.セキュリティーが甘い車が多い。
2.丈夫な車なので海外で人気がある。
窃盗グループは、この2点に目を向けてハイエースの盗難を繰り返しているんですね。
ハイエースは、日本では社用車として多く利用されていて、値段も高くないのでセキュリティーが緩いんですね。
車体価格を抑える為に、純正のイモビライザーなどの盗難防止対策が施されていないんです。
しかもエンジンが丈夫なので、日本では売れないような走行距離の車でも、海外では需要があるんです。
ではそんな窃盗グループに狙われやすいハイエースのセキュリティーについて、考えてみましょう☆
ハイエースのみならず車の盗難防止対策は、悲しいですが最近の日本では当たり前になりつつありますからね。
ハイエースの盗難防止対策!
商用車に使っているハイエースと、マイカーとして使っているハイエース。
盗難防止対策に掛けられるお金に違いがあるのは当然ですよね。
今のカーセキュリティーは年々進化しているので、高いものだと30万40万なんてザラです。
すべてのハイエースにそれだけのカーセキュリティーを施すのは、現実的ではありませんね。
一番の盗難防止対策は、シャッター付きの駐車場に置いておくのがいんですけど、そんな駐車場が無いという方も多いと思います。
以下にハイエースのセキュリティーについて、大雑把に値段別に分けて紹介します。
ただ一つ注意して頂きたいことがあります。
カーセキュリティーを搭載すると、そのメーカーのステッカーなどが貰える場合があります。
セキュリティー対応車だとアピールする為に、ステッカーを車に貼っている人を見かけますが、あれは絶対にダメです!
なぜならそのカーセキュリティーの種類をアピールしていることになるからです。
プロの窃盗団は、セキュリティーメーカー毎に関する窃盗ノウハウを持っています。
メーカーをばらしてしまうのは、盗みやすくしているのと同じなんです。
どんな盗難対策をしているのかを突き止められるのに、まずは時間を掛けさせる事が盗難防止の第一歩なんです☆
〜10万円までのセキュリティー
最も手軽にできるのが「ハンドルロック」です。
車外から簡単に見えるので、多少の盗難防止対策にはなります。
ハンドルロックも値段によって仕様に差があるので、予算に合わせて探してみましょう☆
意外と効果があるのが「車カバー」です。
車種を特定されないように、車全体を覆うカバーです。
いちいちカバーを掛けるのが面倒ですが、それは窃盗グループにしても同じです。
窃盗グループはあらかじめ下見でハイエースを探しているので、まずは車種をわからないようにするのが有効ですね。
10万円〜のセキュリティー
カーセキュリティーは高額になればなるほど、様々な機能が付いてきて、詳細な設定ができるようになります。
車体に衝撃を感知すると警報が鳴るは一般的ですが、実は致命的な弱点があります。
犯行グループが深夜に車を揺らすなどして、何度も警報をわざと鳴らすんです。
すると所有者は近所迷惑を考えて、振動を感知するアラームを解除してしまいます。
そこで犯行グループはここぞとばかりに車を持っていってしまうんです。
その為、上級モデルのカーセキュリティーになると、ドアの開閉を感知して警報を鳴らしたり、レッカー車での盗難対策に傾斜センサーを搭載しているものがあります。
その他にも、赤外線センサーによって車内に侵入した人の体温を感知するものまであります。