少 年 部


   ” 運動が苦手な子供たち、
         あきらめずに努力し続ければ必ず出来る様になる! ”


飽きずに何度も繰り返し行なう能力を、身に着けることに注力します。
技の上達は運動神経の良し悪しでは決まりません。エビングハウスの忘却曲線に示される『人はただ単に記憶したことは一日後に75%忘れてしまう。』が知識の習得のみならず技術の習得にも当てはまるからです。
『順序を経て、基本を忠実に学び、原理・原則を理解して、何回も繰り返し行い、継続させること』で技が上達して行きます。 この中で特に『何回も繰り返し行い』を重視し、『やると決めたら飽きず、諦めず、努力し続けられる人』になることを目指します。

子供たちの自主性を重視した進め方で 『 時・処・位 』 を学んで行きます。
特に二人一組で自発的に稽古を行うこと、皆で動きを合わせなければならない団体演武を行うことで『 いま自分が何をしなくてはいけないかを判断して行動すること。』を、幼い時から学ぶことになり、 自分が置かれたその場の空気を読んで、持っている知識、技能を正しく活用できる大人になっていきます。

 

『 緑帯 』になる頃(およそ入門して1年後)には、騒いだり、自分勝手な行動など、他人の迷惑、稽古の邪魔をせず自発的に稽古に取り組めること。

 

更に、『 茶帯 』になる頃には、他人に良い影響が与えられる態度が取れること。

 

そして、皆の模範になってきたら、昇段試験を受け『 黒帯 』となる資質が出来上がったと判断します。

 

しかし、この「時、処、位」は、週に2回の稽古だけで身に付きません。これまでの経験から、家族に認められ、自分の存在感、責任感を知り、 忍耐力と自発性も養う事になる『お手伝い』が重要な役割を持っているのだと思います。

校区、世代を超えた人と接し、心の逞しさ、優しさが育まれていきます。
学年、学校の枠を超えた友達や、親や学校の先生とは違う社会人(大人)と触れ合いながら、大人や友達に礼儀正しく、他者を尊重し人も自分も大切にできる人間に成長していきます。



   ” 年少部の子供たちに体感、体得してほしいこと  ”

自 発 性
努力すると上達でき、上達すると楽しくなる達成感。

協 調 性
友達と協力して何かを成し遂げる楽しさ。 成し遂げるには互いの思いやりと優しさが必要なこと。

忍 耐 力
同じことを飽きずに諦めずに何度も繰り返し行なうと、身に着き楽しくなること。

礼 儀 作 法
社会で通用する、挨拶、言葉使い、服装、態度。

リーダーシップ
自分の習った技を下級の人に教えてあげられる喜び。
集団の前で号令を掛け集団の指揮をとる喜び。

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