バスを降りたら、サイクルリクシャに乗って、予定のJHAPA TRAVELに行きます。サイクルリクシャの少年は、軽快ペダルを漕いでいきます。いつもは何人もの人と大きな荷物を積んで走らなければならないのに、今日は一人だけです。他のリクシャをグングン抜いていきます。    大きな川を渡ってのどかな昼下がりです。

本日、二回目、二台目のサイクルリクシャで国境を
渡る。

国境の川、最初はこの川が国境とは知らなかったくらい、オープンボーダーでインドの人とネパールの人は自由に行き来き出来ます。

途中で、荷物をザット調べられたけれど、問題なく旅行代理店に到着、15ルピーを支払う。
「カトマンズ行きのバスはあるか?」「もちろん1時間おきにあるぞ、最終は18時発だよ」「でもまだ国境を越えるんだろう?」と私が聞くと、「もうここはネパールだぜ!」  「えーーーっ  まだ私はインド出国していないぞ、ましてやネパールのイミグレーションも通っていないし・・・・・・・・・・・」
「それはまずいな、もう一度川の向こうに行って、インドのスタンプを貰ってこなきゃ、その上でそこのネパール イミグレションに行っておかないと、あとで密入国になるからな、イリーガルってことだよ」
って、リクシャ小僧ついついいつもの、調子で(インド人ネパール人ばかりで、外国人は見なかった)地元の人を運ぶように、イミグレ通過したようだ。
違うリクシャに旅行代理店のおじさんに「こいつをインドのイミグレに連れて行って、帰ってきてくれ」と「20ルピーで十分だから、それ以上払う必要は無いぞ」と言っていました。
インド側に戻りイミグレにて出国手続きをして、川をまた渡り、ネパール入国をはたしました。まずは、バスの手配です。先ほどの旅行代理店に行き「カトマンズまでいくら?バスはどんな感じ?」と聞きました。
「カトマンズまで、450ネパールルピー(1ルピー約2円)で、
バスはいいバスだよ、リクライニングシートで、ナイスバスで、グットバス、ビックバスだ!!おまけにリムジンバスときた」と言ってくる、トルコの快適で本当にグットバス、ナイスバスになれた私には少し期待しましたが・・・・・・・・・・・・
とりあえず、カトマンズまでの足は確保したことで、腹が減ってきました。
それには、ネパールルーピーを手にいてなければ、聞いてみると向こうにある建物が銀行だよ、とのことです。銀行に行ってインドルピーをネパールルピーに交換します(ガイドブックには外国人がインドルピーからネパールーピには交換が出来ないとかいてありましたが、問題なく出来るようです、しかし、100ルピー札しか交換が出来ないようで、私が待っていた500ルピー札をまずその辺のにーちゃんが、100ルピー札に買えて、これを銀行がエクスチェンジしてくれました。またまた財布の中がもっこリしてきました。

Rs3000インドルピー(約10000円)を両替したときの財布の状態 にわか成金状態じゃぁぁ

両替時に細かいお金で頂戴と頼んだので、皆、NRs100札でした。
輪ゴムで一括りしてある札束をもらったのですが、いちいち確認していることがばかばかしくなりやめました。
そのお金を持って、近くの飯屋に入ります。時間はまだ4時半過ぎ、バスの出発時間には十分時間があります。
飯屋では、カレーとライスと、ビールを頼みましたが、いきなりビーフカレーが出てきました。
川一つ越えるだけで、ビーフやビールが簡単に出てきます。
一時間ぐらいブラブラして、最後に水を買いとチャイを飲んで、バスターミナルに向かいます(その辺の空き地だった)
18時くらいになると町も暗くなってきて、ビールはバスの中で、良く寝るために飲んだのでした。
それは私の予想では、どこの国のバスも歌謡曲と思われる音楽をガンガン鳴らしそうで(トルコ、カンボジア、ヴェトナム、タイ然り)飲んでないとやってられない・・・
グットバス、ナイスバスの予想は、バスターミナルにて早くも崩れていた、どこを見渡してもリムジンバスは無い!!
このバスだ!どうだナイスバスだろ。まあ、たかがNRs450で期待したほうがいけなかった。しかし、窓もついているし、確かに大きいし、まあ何とかなるだろう。
と思ったのは、16時間くらいでカトマンズに着くって聞いたいたから・・・・
スタッフは、運転手2名 エンジニア2名 車掌兼雑用1名の布陣です。なぜエンジニアが必要かというと、時に壊れるパンクするそのときに迅速に修理しなければいけないからです。
英語は、一人だけ話せるようです(本当に少し)

我がグットバス・リムジンバスはいずこに

ワイパーは1つしか無いけど、今後長い旅の
相棒になるバス!非常に良く働いてる

日本のバスのサイズです、トルコのように、大きなバスではないようです。
お尻は少し長い、インドのTATA製のバスです
なかなかいろいろな国のバスは、あじがあります。コルカタのバスより数段いい感じです。
でも後で気が付いたのですが、最終便のバスはやめておいたほうがいいです、出来れば17時発のバスのほうがベストのような気がします。なぜだかは後々わかります。
さあ、そろそろ出発だ!
バスに乗り込んで、変色したチョット湿気のあるシートに座り、すっかり暗くなった。バスステーションを出ます。
明日はカトマンズか、まずはモモを思いっきり食うぞ!と思ったら、30分くらい走り、閉店したガソリンスタンドにバスは止まり、屋根の上に何か、トラックが横付けして、真っ暗な中積み込んでいます。
2トントラックいっぱいの何か、植物を・・・・こちらも退屈になってきて、外に出てその様子を、しゃがんでタバコを吸いながら眺めています。
周りは田んぼの中です、車や自転車がメイン道路を通り過ぎていきます。
ふと頭の上をさっきから何か、光るものが通り過ぎていきます。変わった虫だな、と思っていました。
まだまだ、積み込みは続きます。
田んぼで小用でも思い、田んぼに行くと、光の正体がわかりました、
蛍です、すごい数の蛍は、田んぼ一面に、波の帯びのように光を発光させていました。ベトナムでも見たけれど、ここの数はまたすごい、ついたり消えたりがネオンサインのように帯になっていました。
エンジニアのインネパール人も「ワオー−」って、シーーンとした中に音も無く点滅している蛍はきれいでした。
(写真に撮ったが、何も写っていなかった)

ようやく積み込み終了、屋根の上いっぱいに積まれたのは、日中に収穫した、パイナップルです。
2トントラック分です。

バスはようやく出発、もう1時以上も経っています。
ご機嫌のスタッフは、ガンガンネパール音楽を鳴らしだしました。(やっぱり来たか、民族音楽攻撃)

カーカルヴィタのバスターミナル

↑名文句が並ぶが、私には明日もある