はじめに


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はじめに

四万十層群学術調査にて、
在りし日の久米嘉明先生と私


時の流れの不思議さに魅力を感じた15歳の中学時代、おりしもその頃転任して来られたとても魅力ある理科の先生とのであいがありました。その方は久米嘉明先生(故人)。この方をより良き人生の先輩、そして師と仰いだ時から化石にのめり込んでしまいました。
先生の御健在の時には朝な夕な後ろを付いて歩きご指導を賜り、今現在にいたっております。
人間としての生きる道、そして自然の素晴らしさ、採集の合間に耳をかたむけて鳥のさえずりや木々のざわめきを聞き、自然と一体化同調することを教えてくれた素晴らしい先生です。


又、私には10年近く肉親以上に交友を交わした、香川県の高木正信君と言う化石友人がおりました。私より1つだけ年上の彼なのに、1998年10月23日化石を求めて永遠の旅へと出かけてしまいました。
日本全国東西南北、昼夜を問わず、食事睡眠極力節約節減をモットーに2人で駆け回っていたのに・・。残念でなりません。








東北地方化石採集の旅。
マツモリツキヒを手に大喜びの
高木正信君


そして私の心の支えであり、私にとって最大の良き理解者で支援者の築出ヒサエさん、影ながら20数年にわたり応援してくれました。
また多くの産地探索や、あても無い旅に付き合ってくれました。そんなもっとも私がいつくしんだ彼女も2003年1月22日に旅立ってしまいました。
今一人取り残された私、しかしまだ多くの化石仲間や友人、応援者、そして化石に夢見る子供達がいます。
夢捨てず恩師や友人、彼女の思い出と遺志を胸に、今後も悠久のロマンを求めて歩きたいと思います。

日本海をバックにして
私の人生最大の影の応援者、築出ヒサエさんと



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