もともとは作曲家を志していましたが、高校時代、福永武彦の小説と接し、小説を書きはじめました。大学時代にはフォークナーやヌーヴォー・ロマンの影響下に実験小説を発表。
また「小説とはroman (長篇)の謂いである」という中村真一郎さんの薫陶を受けました。
詩作は2003年より開始し、現在にいたっています。日本の近・現代詩よりは、リルケやドイツの自然詩、パウル・ツェランやザラ・キルシュ、またイヴ・ボヌフォワやアンドレ・デ=ブシェ、ルイ=ルネ・デ・フォレなどフランス現代詩に親しみをおぼえます。
小説 「焼尽」 (『VIKING』第655号、2005年7月)
詩集 『静物/連祷―交響的散文』 (七月堂、2003年)
『彼方への閃光』 (書肆山田、2006年)
『過ぎていく鳥のまなざし―叙景詩』 (黒菅工房、2008年)
詩、エッセイ、翻訳は、随時『ムーンドロップ』、『紙子』誌上などに随時発表しています。 |