全寮制で、県下でも有数の女子進学校。
そこまでは良いのだが、北上千鳥の通う学校には1点少し、いやひどく変わった所があった。

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 「ナエ…」
早苗の大粒の涙を溜めた目を見ていると、千鳥は自分のさっき言った言葉を後悔し始めた。

 「だ、大丈夫だよ。大丈夫。あたしも、そう、死ぬ時は一緒だから」
 「死にたくない。わああああ」
早苗は、とうとう泣き出してしまった。

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(「画像」内)

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