明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年も新型コロナウイルスに翻弄された一年でした。

一昨年との違いといえばワクチン接種と内服薬の開発が進んだことでしょうか。

新型コロナウイルスワクチンの接種が進められていく中、発熱や心筋炎などの副反応も問題となりました。

ワクチンは本来症状を起こさないように、弱らせたり死滅させたりしたウイルスを接種することで、病原ウイルスに対して抵抗力をつけることを目的としています。

もちろん、体にとって異物を注射するので、アレルギー反応や軽い炎症反応は起きる可能性があります。(これはワクチンだけに限らず治療薬でも同様です)

そのため、動物用のワクチンでもアレルギーの原因となるたんぱく質量を減らすなどして、副反応の出にくいワクチンが開発されてきました。

実感としても、10年前よりワクチン後アレルギーを起こす子はかなり減っていると思います。

そんな中、新型コロナワクチンは39度の発熱が3日間続いたとしても「軽微な副反応」とされていることには違和感を覚えます。

もし、感染した時よりも強い症状が出るとしたら、ワクチンを打つ意味はあるのかと考えてしまいます。

 


当院でも動物に対しての予防は積極的にお勧めしていますが、生活環境や年齢、持病などを考えて臨機応変に対応していくことが大切だと考えています。

ワクチンや種々の予防薬、治療薬の利点と欠点をしっかり理解していただき、いくつかの選択肢の中からそれぞれの子に合った診療をしていきたいと考えています。

 

コロナとの闘い、まだまだ大変な日々が続くと思いますが、本年もよろしくお願いいたします。

 

2022年1月
千塚どうぶつ病院院長 稲葉祐次

2022年01月04日