新年明けましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
昨年は、世界中が新型コロナウィルス感染症に苦しめられた一年となりました。外出自粛や学校の一斉休校、マスク生活など、今までの生活とは一変しました。そんな中、当院も昨年1年で色々な出来事、変化がありました。受付犬「ロック」の仲間入り、スタッフの産休出産、午後の診療時間の変更、呼び出しベルの導入、そして漢方薬や鍼灸を中心とした中医学治療の本格導入です。
中医学では「気」というものが重要視されます。気が不足したり、滞ったりして元気がなくなり病気になるという考え方です。「気」とは言い換えると生命力のようなものではないでしょうか。診療をしていく中で、同じ病気でも元気になる子がいれば、治療の甲斐なく残念な結果になる場合もあります。その違いはやはり目に見えない「気(気力、やる気)」によるものではないかと感じます。「気」を保つためには体の健康だけではなく、心の健康も大切です。心の健康に必要なのは、ストレスのない状態と飼い主様の愛情です。実際、入院治療中は改善が思わしくなくても、おうちに戻って、通院治療・自宅での看護に切り替えたことで病態が改善することもあります。飼い主様の愛情と病院スタッフの愛情とが一緒になって気を養っていくことにより、ペットたちもより幸せな生活ができると思います。
今年一年、人もペットも幸せに過ごせることを祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和3年1月 千塚どうぶつ病院院長 稲葉祐次
※甲府盆地越しに日の出を拝みました!