あまりにも杜撰なLCACの運用計画 まったく守ろうとしない米海軍のLCACの運用内規。しかもその運用計画はあまりにも杜撰になってきています。 海外で唯一のLCAC基地が置かれている佐世保では、その運行が地元住民への騒音と漁船などの航行の障害となっています。そのため米海軍は「エンジンテストを含むLCACの運用については、毎週火曜日と木曜日の午後1時から午後4時まで」行なう内部規定を定めました。しかし内規違反はこれまで数えきれないほど行われてきました。佐世保市が再三再四の厳守要請にもかかわらずです。最近は、当日の運用中止が目立ってきています。 3月16日(日)は早朝に佐世保市に連絡が入り、「トーチュガの帰港に伴って2隻の運用」をすると言ってきました。また翌17日(月)に予定されていたエンジンテストは結局中止されましたが、内規違反の月曜に計画したこと、しかも中止連絡は運用限度時間の午後4時頃になってという有り様です。 このように杜撰な運用計画が意図的でなく、やむを得ないものだとするのであれば、逆にLCACによほどの欠陥があるか、あるいは技術者に十分な判断能力が欠如しているのか、どちらかではないでしょうか。 佐世保市は運用の中止を含むペナルティも検討して、米海軍に強い態度で臨むべきです。
(2008年3月22日) 【関連資料&記事】 |
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