米軍の民間空港利用、85%が九州
長崎空港の利用、全国一変わらず

 2006年の米軍の民間空港利用数が国土交通省のまとめた資料から明らかとなりました。ながさき平和委員会が情報開示請求によって入手したもの。昨年、米軍の使用した民間空港は20空港、計455回でした。

空港別米軍機着陸回数(2006年)
長崎  126 仙台 26 下地島  9 大阪  2 関西  1
福岡 106 高松 12 鹿児島 6 函館 2 広島 1
奄美 73 名古屋 11 釧路 5 宮崎 2 那覇 1
熊本 56 大分 9 八尾 4 富山 2 石垣 1

 米空軍の患者輸送機「ナイチンゲール」退役後、米軍の民間空港利用数は激減しましたが長崎空港の利用は依然としてトップです。あわせて九州・沖縄の空港の利用が目立ちます。空港数の半数、利用回数の実に85%を占め、対中国にシフトする米軍戦略がうかがわれます。