LCACの運用が激減

 この間、米海軍佐世保基地のLCACの原則外運用が顕著となっていましたが2月はそれが「激減」し、元の状態に戻りつつあるようです。米海軍はLCACを「毎週火曜日と木曜日の午後1時から午後4時まで」運用するという「自主規制」を行なってきましたが、最近では午前中の運用や火曜・木曜以外の運用が多くなっていました。なし崩し的運用を許さないために佐世保平和委員会などが佐世保市に要請を行う中で、佐世保市が1月末に米軍に対して抗議を行ったことが明らかとなりました。

 1月のLCACの運用は14日間で計45時間13分。このうち原則外運用は12件もありました。2月は運用が8日間で計7時間56分。原則外運用は4件で、そのうち3件はLCACを搭載するエセックスの出港、フォートマクヘンリーの出港・帰港に伴うもので、通常運用での「違反」は月曜日の運用1件に激減しました。また火曜・木曜の運用もエンジンテストが1時間以内に留まり、全体として大幅な時間短縮となっています。

2月02日(木) 午前10時24分から午後1時13分、フォートマクヘンリーの出港に伴い、崎辺駐機場から1隻が港内まで自走して収容。崎辺駐機場で1隻がエンジンテスト。東浜町で82デシベル、十郎新町で72デシベルの騒音。
2月04日(土) 午後3時53分から4時18分、エセックスの出港に伴い、崎辺駐機場から3隻が港外まで自走して収容。東浜町で83デシベル、高後崎で72デシベルの騒音。
2月12日(日) 午前10時6分から11時41分、フォートマクヘンリーの帰港に伴い、佐世保港外の同艦から2隻が崎辺駐機場まで自走し上陸。東浜町で82デシベル、高後崎で69デシベルの騒音。
2月14日(火) 午後1時7分から1時50分、崎辺駐機場で1隻が陸上移動、別の1隻がエンジンテスト。東浜町で72デシベル、十郎新町で74デシベルの騒音。
2月20日(月) 午後1時4分から1時15分、崎辺駐機場で1隻がエンジンテスト。東浜町で71デシベル、十郎新町で60デシベルの騒音。
2月21日(火) 午後1時4分から1時11分、崎辺駐機場で1隻がエンジンテスト。東浜町で77デシベル、十郎新町で70デシベルの騒音。
2月23日(木) 午後1時4分から1時17分、崎辺駐機場で1隻がエンジンテスト。東浜町で74デシベル、十郎新町で66デシベルの騒音。
2月28日(火) 午後1時27分から3時20分、崎辺駐機場で2隻がエンジンテスト。東浜町で81デシベル、十郎新町で74デシベルの騒音。