NLP・厚木基地移転許すな!
岩国基地は現在、沖合21300m2の埋め立て工事が進められており、その上に2本目の滑走路、大型艦船が寄港可能な水深13メートルの岸壁、駐機場、格納庫、ヘリポート、弾薬庫などができるなど、大幅な機能拡張が行われています。 6月8日、岩国商工会議所基地問題特別調査特別委員会は、建設中の滑走路のさらに沖合に「3本目の滑走路」建設を条件に、厚木の空母艦載機部隊とNLPを誘致することを決めています。実は岩国商工会議所は4月12日に、佐世保商工会議所を「原子力空母母港化提言などをまとめた経過を聞きたい」と訪問し意見交換しています。 その後、5月5日付東京新聞が「米軍再編の一環として、佐世保基地を空母の準母港、岩国基地を艦載機の駐機場にする構想」が進行していることを報道しました。そして5月18日、佐世保商工会議所は「空母母港化」は現実論として無理とし、「準母港化」に軌道修正しました。 佐世保と岩国の経済界は米軍再編を利用して基地増強による地域振興策を打ち出しています。増強予算は国民の税金を使い、被害を住民に押し付けて甘い汁を吸おうとしています。日本で基地を強化して繁栄した自治体はどこにもありません。商工会議所は基地を撤去し、跡地を再開発したときの経済効果を試算すべきです。それがほんとうの地域振興につながるのです。 【関連記事】 |
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