おわりに

最初に(古い記憶の中の駅を探しに)この廃線跡を訪れたのは1996年頃でしたが、 そのときに比べて線路跡の面影 が失われており、特に旧大久野駅付近の舗装化により、有名な”傾いた速度標”が無く なっていたのは、残念でした。以前に訪れたときに写真にとっておけば良かったと悔やみました。 しかし、旧大久野駅周辺には、まだ、鉄道柵の多くが残されており、廃線跡に興味のある人とっては、 まだ、貴重な存在となっているようです。 この廃線跡は、同じ五日市鉄道の廃線跡で青梅線と並行して走っていた 「拝島-立川」間 よりも先に、廃線跡シリーズの書籍で紹介されています。
今後、この廃線跡も道路化や宅地化が進み、鉄道が走っていたことも忘れ去られていくのかも しれません。
この廃線区間を並行して走っている機関車バスは、この鉄道の思い出も伝えているのかもしれません。

2005年6月、再びこの地を訪れました。大きな変化はありませんでしたが、特に大久野駅周辺の写真を撮ってきました。 昭和の駅前の情景が当時のまま残っている雰囲気があり、このまま残っていて欲しいと思いました。

2005年9月、再びこの地を訪れました。武蔵岩井駅周辺の写真を撮ってきました。
4年前とほとんど変わっていませんでした。

2013年3月、8年ぶりに再びこの地を訪れました。
8年前とほとんど変わっていませんでした。

2016年2月、再びこの地を訪れました。
武蔵五日市から大久野に向かう道路に沿ってあった鉄道柵も無くなっていました。
武蔵岩井駅跡にあった自転車置場やホーム跡も無くなっていました。
「傾いた速度標」が無くなっていた時と同じような、やりきれない喪失感を感じました。

2017年4月、再びこの地を訪れました。
武蔵五日市から大久野に向かう道路に沿ってあった鉄道柵も無くなっていました。
武蔵岩井駅跡は新しく駐輪場になっており、かつて武蔵岩井駅があった歴史を伝える
案内板が設置されていました。


その他の廃線跡

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青梅線福生河原支線廃線跡を歩いて

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(多摩西部のローカルな雰囲気な駅を訪問する廃線風ブログ)

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