「首を動かすと痛い、、、」
「パソコンをしてると首がつらくなる、、、」
「自分でもストレッチをまめにしてるんだけど、一向にスッキリしない。」
首を動かすと痛い、上を向くと痛い、こんな症状でお悩みではありませんか?
スマートホンの普及により肩こりや頭痛と並んで首の痛み・首こりはとても身近な症状になってきています。街中には気軽に利用できるマッサージ店や鍼灸院も数多くあり、インターネットで検索すればたくさんのセルフケア法が紹介されています。
選択肢の幅が増えることはとてもありがたいことではありますが、首への安易なケアには注意をしてください。
首は非常に多くの神経や大きな血管が集まっている場所なので、その扱いは出来るだけ慎重に行って下さい。勝手な思い込みや自己流での安易なケアは時には症状をさらに悪化させる可能性もあります。
ここではなぜ首を動かすと痛みが起きるのか、また痛みがあるときに気をつけること、やってはいけないこと、そして、当院での首の痛み・首こりに対する施術についてお伝えしていきます。
首を支えている骨は頸椎と呼ばれ、全部で7つあります。その7つの頸椎が関節でつながって首を支えています。
- 足元に気をつけて階段を下りる
- 一旦停止して、左右を確認する
- 打ちあがった花火を見上げる
これらの動きは7つの頸椎のそれぞれの関節が正常に機能することでスムーズな動きを可能にしています。
しかし、日常生活での姿勢や生活習慣から筋肉や関節に少しずつ負担がかかると、次第に関節の動きも正常な動きから誤った動きに変化していきます。
この誤った動きは周りの筋肉や関節に負担や緊張を強いることとなり、この状態が慢性化すると、やがては首を動かすと痛い、首の動きが悪くなる、などが引き起こされます。
ではなぜ頸椎の動きが悪くなるのでしょうか?
なぜ誤った動きに変化していくのでしょうか?
その多くの原因があなたの姿勢にあるのです。
いかがですか?このような姿勢になっていませんか?
あごが前に突き出た姿勢や、猫背のような丸まった姿勢ですね。
デスクワーク、パソコン作業、読書、料理、勉強、スマホを見ている時、車の運転など
気が付けばこのような姿勢になっていませんか?
あごが前に突き出ている姿勢ということは頭部をしっかり支えないといけないことになります。
ところで、皆さんは頭の重さがどれくらいか、ご存じですか?
人間の頭部の重さはだいたい体重の10%程度と言われています。体重が50㎏だと約5㎏、60㎏だと約6㎏になります。わかりやすくボーリングの玉に置き換えると11ポンドから13ポンドほどの重さということになりますね。そのボーリングの玉を首や背中で支えているというわけです。
本来なら頭部全体の重さを首から背中全体で支えるのですが、頭が前に突き出た姿勢では、首や肩で頭部を支える負担が増加し、首周辺の筋肉は常に緊張状態にあると言えます。
姿勢の悪さが首にはかなりの負担になることはおわかりいただけたかと思います。
この姿勢の悪さからくる首の痛みを放っておくと将来的には重症化したり、新たに別の問題を引き起こしたりすることもあります。
代表的なものでは、
頭痛
頚椎症
ストレートネック
頸椎椎間板ヘルニア
などがあります。
これらの症状以外にも外傷などにより首を損傷することで痛みやコリが発症することがあります。
代表的なものとして、
むちうち症があります。
車を運転中に後ろからぶつけられた
運動中に激しく首をぶつけてしまった
作業中にいきなり頭を強くぶつけてしまった
原因は様々あると思いますが、首の怪我でむち打ち症と診断される場合もあります。
注意していただきたいのはむちうちの場合はすぐに症状があらわれないことが珍しくありません。
むちうちと診断された後、半年後や1年経過後に首の痛みや頭痛、吐き気などを訴える方がおられます。
むちうちに限らず首の外傷後しばらく経過して、首の痛みや肩こりなど違和感を感じた場合はそのままにせずに医療機関を受診されることをお勧めします。
姿勢の悪さや偏った生活習慣が慢性化すること、症状によっては激しい首の痛みだけでなく、頭痛やめまい、腕や手にしびれを感じたり、力が入らないなどの感覚異常なども起きる場合がありますので、そうならないために早めの対処を心掛けましょう。
首をポキッと鳴らす
どうですか?あなたは首をポキッと鳴らしたりしますか?
鳴らす方に理由を聞いてみると、
「気持ちいいから」「スッキリするから」
言葉の響きからするとすごく体に良い反応だと思われがちですが、実際には首にとってはひとつも良いことはありません。この記事をお読みの方で、鳴らす癖のある方もこれからはやめていただきたいです。
首の調整では関節の動きを確認するのですが、動きが悪かったり(フィクセーション)、反対に動きすぎる(ハイパー関節)場合は安定した動きになるように調整していきます。ネジの閉まり具合でいうときつく締めすぎてもだめですし、ぐらぐらに緩んでいても安定性に欠けますよね。
首をポキッと鳴らすことは動き過ぎているハイパー関節をさらに緩めてしまうことになります。
カイロプラクティックの調整法のアジャストメント(矯正)も首の関節を調整した際に結果的にポキッと音がしますが、同じ音が鳴る行為でも内容は全く異なります。
アジャストメントの目的は動きの悪い関節に動きをつけるためであり、動き過ぎる関節をアジャストメント(矯正)することは絶対にありません。ご法度です。
不用意に首をポキポキ鳴らし続けるとその関節はさらに不安定になり、そのため周囲の筋肉にさらに負担が重くのしかかることになるのです。
また、首は神経や太い血管など大切な組織が集中している場所でもあります。
スッキリするから、気持ちいいからということで首をポキポキ鳴らし続けるとこれらの大切な組織を傷つけてしまう可能性もあります。
当院では首の関節の動きと筋肉の緊張の程度をまず確認します。動作時に痛みがある場合は関連する筋肉を調整して痛みがどのように変化するかなどを行い調整していきます。
首のコリや痛みだからと言ってその問題が原因がすべて首にあるとは限りません。実際のところ、首以外の肩甲骨や背骨、骨盤の歪み、そしてその周辺の筋肉が関係している場合が少なくありません。
高松市の整体・カイロ院 カルーナでは首の調整を行いながら、同時に背骨や骨盤の歪み・緊張を整える施術もしっかり行います。
首の問題であっても背骨全体を正常な方向に整えることで、身体全体のバランスも安定していき、首の不調も改善が期待できると考えています。
首のコリや痛みで整体・カイロプラクティックをお探しの方は、高松市の整体・カイロ院 カルーナへお気軽にお問い合わせください。